2018年8月11日(土)白毛門沢
メンバー/L.伊藤、杉田
07:30/入水地点、10:00/連爆帯10m下、15:30/白毛門山頂、17:30/駐車場
当初の計画は、1泊2日で、東黒沢からウツボギ沢経由のナルミズ沢に行く計画であったが、前日に振った雨を考慮し、日帰りの沢に変更とした。正直言うと、雨予報であってもナルミズ沢なら入れるだろうと思ったが、リーダーの伊藤さんが「見合わせる」と言うのであれば仕方ない。
白毛門沢は、前日の雨の影響で沢は茶色に濁っていたが、水量は昨年に入水した時とそんなには変わっていない様に感じた。が、既に『ハナゲの滝』あたりで伊藤さんは引き返しそうな雰囲気を醸し出している。(この日は水量が多かったら引き返そうとの約束だったのだ)
「伊藤さん、ちょっと滝の上まで行ってみましょうか?」とか何とか言いながら(なだめながら?)先を進む。『ハナゲの滝』を越えてしまったら、たぶん戻りたいとは言わないだろう…の作戦。は成功。
滝を越えたぐらいから、青空が見え始め、太陽の光が差してきた。伊藤さんも気が楽になってきたのか、楽しそうに登ってくる。
何本かの美しいナメを過ぎて、大休息。岩の上が気持ち良く水音を聞きながら寝てしまった。人気ルートだけあって、巻道も明瞭で踏み跡はしっかりしている。
20mの大ナメ滝は、直上出来る楽しい滝なのだが伊藤さんが巻きたいというので巻く。が、藪漕ぎがひどく巻いた方が難儀だった気がする。
大ナメと大岩を越えたら稜線が見え、スラブ状の岩場が続く。
この頃から、伊藤さんの脚がぱったりと進まなくなってきた。足取りも怪しいので途中2か所の岩でロープを出して確保する。ここで無理してフリーで登って転落しても大変なので、疲れてきたこのタイミングこそ慎重に行動する。
山頂には午後3時半。白毛門沢なら昼過ぎには抜けるとみていたが、時間がかかってしまった。心配するからと合宿リーダーのYさんに取りあえず山頂に到着した旨の連絡をする。
あとは登山道を下るだけなのだが、夏山の下りは怠い。ブツクサ文句いいながら歩いて、午後5時半に駐車場に到着した。
(記:杉田)
白毛門山頂にて。