2024年夏山・冬山合宿、GW山行雪山

三方崩山 2024.12.29

三方崩山

 2024年12月29日(日)

メンバー L吉村、江刺、長野
記録 吉村
タイム 道の駅(5:40)-林道終点登山口(11:40)-下山開始(12:15)-道の駅(13:15)

 

  前日に長野が吉村邸に車をデポして21時に一宮駅西口集合。
東海北陸自動車道の郡上ICから冬用タイヤ規制をしており雪道になっている。

23時すぎに道の駅に到着。駐車場は除雪してあるが、10㎝くらいは雪が積っていた。
年末のせいか珍しく車中泊の車が10台近く停まっていた。

テントを張らしてもらい、仮眠前に遭難事故講座として、私が1993年5月に名古屋山岳会に入会してから死亡事故に遭った方が10名の事故内容を説明しました。

4時30分に起床し、朝食を取りながら出発準備をする。
5時30分くらいからビーコンチェックを行う。
まず私が10mくらい離れて捜索モードにして、一人ずつ歩いて来てもらい、反応を確認後10m離れた場所で捜索モードにしてもらい。私が今度近づいて反応があったか確認をする。

👆国道は除雪してあるけど、林道はまったくしてないです。

その後、国道を横切り林道入口でわかんを装着する。わかんを着けても膝くらいまでは埋まり、先頭はザックをデポして空荷でラッセルをする。
ラッセル後はザックを回収しに戻ってから先頭のラッセルしている所まで歩いて戻る。
戻った頃に先頭でラッセルしていた人がザックを取りに戻ってを繰り返し、常に誰かがラッセルをして進んだ。

👆本人曰く雪の中を泳ぐようにラッセルした

どんどんと雪が深くなっていく。雪が降っているが、暖かい、ラッセルすると汗をかくくらいだ。

 👆ラッセル交代、後にばたんと倒れてもらいました

そして、どんどん時間が過ぎていく。出発前には1624mくらいまで行けるかな?と思っていたがラッセルをし出してから1244mくらいか?と思いつつ、1050mくらいコルまで行けるか?

11時40分に林道終点の登山口に到着した。

雪のない林道であれば1時間30分くらいで歩ける行程だが、2倍どころか4倍の時間がかかった。

👆この下に夏道の登山口があります

時間がかかり過ぎたのと、更にこの先のラッセルの過酷さ、そして雪が降りすぎての雪崩のリスク、明日進んだとしてのどこまで行けるか?頂上は絶対無理。と総合的に考えて、ここで撤退を提案。
ここで幕営してもいいけど、今の時間なら余裕で下山して帰れるので、下山もOKで。下山に決定。

せっかくなので、三方崩山の名物、登山口の雪のトンネルからの突破だけやってみる。
夏道の階段から雪で入口が塞がっているので、スコップで穴を掘って抜ける。

👆夏の登山口の階段部分

👆突破したよ!

👆わかんをつけてでの出口が登りづらい

👆帰りは楽しい滑り台です

12時15分に下山を開始して1時間くらいで道の駅に戻った。早や!

👆メンバーそろっての写真がなかったので最後に

この秋に入会した新人会員にとってはいいラッセル経験になったでしょう。

休業中の道の駅の隣にある、しらみずの湯で冷えた体を温めてから帰宅した。