龍王岳Ⅲ峰南壁ジェードルルート
2021年9月11日(土)-12日(日)
形態:登攀
メンバー:L 、 T氏(記)、O氏
タイム: 11日 室堂11:00~雷鳥沢キャンプ場(幕)12:00
12日 雷鳥沢2:50~一ノ越4:20~ジェードルルート取付5:55~龍王岳11:55~一ノ越12:30~雷鳥沢13:45~室堂15:20
何年か前にネットで見た龍王岳Ⅲ峰南壁ジェードルルート。龍王岳周辺に行ったことなかったが、今回行けるタイミングが来たので行くことに。
11日
前夜出発し立山駅の駐車場へ向かう。駐車場で仮眠して朝一のケーブルカーに乗ろうと思ったが、外は小雨だ。昼頃まで小雨の予報。とりあえず室堂まで行って雨がやむのを待つことにする。
11時、雨は止んだが霧が出でいる。暇なので雷鳥沢に向かう。
気温10℃と肌寒いなか1時間ほどで、雷鳥沢キャンプ場に到着。テント張って明日の登攀に向けのんびり過ごすも雨が何度か降り少し不安になる。
12日
2時に起床し2時50分頃出発。周りのテントも明かりがついている。雷鳥沢から一ノ越まで暗い中緩い登りを上がり、4時半頃に一ノ越に到着。
踏み跡の用な所を歩き東尾根を周りこんだ所で明るくなり目的のジェードルルートが見えてくる。
歩きにくいガレ場を登って6時前に取付に到着。足下悪いなか準備してるとカム#4番無いことに気づく。無いと困りそうだが、登ることにする。
1P目、Ⅴ級、O氏。
半分位登った所で、寒さで掴めなくなり落ちる。手を温めながら登るも寒さで手が動かなくなりO氏が下りてくる。選手交代し登ってみると確かに寒さで、手の感覚がなくなってくる。足の感覚もなくなって苦労しながら登り這松のテラスで支点作ってビレイ。
2P目、10a、T氏。
這松をトラバースしてから登りにくい草付きを越え頭上の被ったクラックへ。
被ってるが思ってるより登りやすい。被ったクラックを越えた先は忘れたカムのせいで、支点取れそうに無い。左の壁を見るとランナウトするが、登れそうなので左壁に逃げて頼りないハーケン2つをボールナッツ2つで補強してビレイ。
3P目、O氏。
易しいが脆い凹角を登って岩と這松でビレイ。右手に本当は登るはずだったピナクルを残念そうにO氏が眺めている。
4P目、T氏。
草付きと浮き石の多い斜面を登る。浮き石が多いので落とさないように気を使う。
5P目、O氏。
脆い岩を登り東尾根に合流。
ロープ片付けて岩稜を登って12時頃に龍王岳に到着。
少し休憩して下山。一ノ越から行きにきた道たどって雷鳥沢へ。
テント撤収して15時半に室堂に到着。駐車場に17時前に戻る。帰り道に立山サンダーバードに寄り家路につく。朝気温10℃以下と肌寒く去年よりも秋の訪れを早く感じる山行だった。