錦秋山族ルートは、錦秋カナトコルート1−2Pと山族79黄昏ルートの3−5P目をつなげるルート
メンバー:斉藤、他1(ND会K)
0710駐車場 0830取付き 1440懸垂し取付き
キャンプ場で朝起きたら、ガスガスで曇っていて肌寒い。テンションが上がらぬまま朝食を簡単に済ませ、ゆっくり準備する。Kは十一面方面に行ったことがないということで、もし雨が降って登れなかったとしても行くだけ行ってみようということになった。二人とも足が遅くて途中に休憩を挟みつつゆっくりと登っていく。末端壁ではこんな天気なのに数パーティがいて知り合いにも会い少し話した。
取付付近に着いたら1パーティがいて山河微笑を登るとのこと。そこから岩の左端の踏み跡を1分くらい登っていき広い平らなスペースに出る。そこが錦秋カナトコの取り付きだ。
1P目(錦秋カナトコ1P目):Kリード
一段上がって逆くの字のフレークからスタート。フレークに3番を決めて思いきって登ればそんなに難しくない。ただしその上のスラブパートが怖かった。
2P目(錦秋カナトコ2P目):斉藤リード
錦秋カナトコの核心ピッチ。出だしが難しくマスターカムの3か何かを決めて頑張って立ち上がる。出だしに時間をかけていたら小雨が降り出す。雨に気づかないふりをして登るがボルトにクリップした安心感からか普通に落ちてしまった。最近フリーばかりやっているせいか簡単に落ちてしまって反省。その後は特に難しいところはない。
3P目(山族黄昏3P目):Kリード
雨が降っているような降っていないような雰囲気の中、スタート。長くて面白いピッチだった。
4P目(山族黄昏4P目):斉藤リード
バンドに上がってカンテを回り込む。カンテにボルト、一歩回り込んだらリングがあるがスリリングなピッチだった。
5P目(山族黄昏5P目):Kリード
オフィズスはそれほど難しくない。抜けに5番が使えた。上がってピナクルから渡るムーブが身長がないと厳しかった。ブリッジングするようだが、身長156cmでは手も足も届かず渡れない。でも安心してください。手の届くところにハンガーがありますのでA0で突破できました(恥)。岩が濡れていたというのは言い訳。
下降は5P目の一段下にある山河微笑の3P目の終了点の木まで懸垂、その後は山河微笑を下降した。トータル4回。多分2,3回で取付まで下降できると思うが、雨でロープが濡れて引きが重かったので短めに切った。それでも岩に擦れて重かった。が無事に取付まで戻って来れて良かった。
天気が良くなくて景色は堪能できなかったが、マルチピッチのクライミングは充実して楽しかった。途中で簡単に落ちてしまったのを反省して、次は粘り強く登って落ちないようにしたい。