2025年スキルアップ(トレーニング山行、講習など)縦走(1泊以上)

塩見岳(北俣尾根) 2025.11.2-3

メンバー:L斉藤、長野

コースタイム:

   (1日目) 5時00分 鳥倉駐車場→5時40分 鳥倉登山口→8時00分 三伏峠小屋→

        8時00分 烏帽子岳→9時30分 前小河内岳→東尾根→12時30分 渡渉→

        北俣尾根→13時30分 飯場跡

   (2日目) 5時30分 飯場跡→10時30分 塩見岳→11時30分 塩見小屋→14時00分 三伏峠→

        16時20分 鳥倉登山口→17時15分 鳥倉駐車場

 

 山行前日に鳥倉駐車場まで進み、前泊した。10時ぐらいに到着したが車は6割くらい埋まっていた。鳥倉駐車場は標高の高い位置にあるため、夜はたいへん冷え込んだ。

 早朝、テントの撤収とパッキングを済ませ出発。最初はヘッデンを付け、林道を1時間弱歩いた。登山口で、2組のパーティーとすれ違った。登山口から三伏峠まで、律儀に標識が等間隔に設置されている。3時間の道のりを10分割の道標で示していて、道標を見るたびに進み具合が実感できる。三伏峠の分岐から烏帽子を経由し、前小河内に至った。

稜線は沢から登ってくる風が当たり、寒かった。昨晩、雪が少し降ったようで、ハイマツ帯から高い標高では、雪が1cmほどついていた。前小河内より一般登山道をそれ、東尾根を下った。尾根上にはピンクテープも要所要所にあり、分かりやすく下ることができた。尾根から沢に下るときは傾斜がきつかった。渡渉は、水量もそれ程多くなく、特に問題なく渡ることができた。北俣尾根を200m程登ると、平らな場所が現れ、幕営適地である飯場跡に到着した。近くに沢があり(とても分かりにくい。)、水を汲むことができた。

 

 深夜、シェラフに入って寝ていると、テントの外から強風の音が聞こえてきた。それに、テントのフライに雪が当たる音も聞こえる。明日、塩見岳山頂へ行くことは可能なのか、敗退するべきか、悩みながら夜を越した。斉藤と協議をした結果、北俣尾根を下るにも、懸垂が必要なポイントがいくつかあり、リスクを伴う。塩見岳山頂を抜けた場合、塩見小屋に避難することができる。ということから、北俣尾根を登ることにした。夜が明けても雪は止まず、降り続けていた。風は時々、強い風が吹く。コンディションは悪い。さらに、ハイマツ帯が行く手を阻む。上手にハイマツを巻きながら、どうしようもない時はハイマツを漕ぎながら、塩見山頂手前の岩場に出た。この岩場も上手に巻きながら、山頂を目指す。

樹林がないので、風と雪がもろに当たり、痛い。そして、寒い。ハードなコンディションだが、時々晴れ間が差し、歩いてきた北俣尾根がガスの合間から見える。山頂直下の岩場も上手に巻き、塩見山頂に到着した。山頂につく頃には、風が弱まり、コンディションが良くなってきた。そのまま、歩みを進め、塩見小屋、三伏峠を目指した。森林限界よりも標高が低い位置では、ガスはなく、穏やかな気候だった。途中、三伏山から塩見岳の北俣尾根を眺めることができた。

とても長い距離を歩いたんだと実感する。鳥倉の登山口まで戻ると、もう陽が傾き始めていた。そのおかげか、紅葉がとても素晴らしいコントラストで見え、その背後には雪化粧をした前小河内岳の稜線が見えた。とても綺麗だった。