西穂高岳
2014年12月28日(日)~30日(火)
メンバー:L田中、田畑、吉村、 記録:吉村
コースタイム 1日目、西穂高口(10:00)-西穂山荘(11:00)-独標(13:00)-西穂高岳手前コル(14:50)
2日目、出発(7:45)-西穂高岳(8:35)-独標(11:00)-西穂山荘(12:00)
3日目、出発(8:40)-西穂高口(9:20)
27日21時頃に名駅で田畑と合流しルームで荷物を車に乗せて出発。
途中高山市内を過ぎて、丹生川町で坂道を登れなくなりチェーンを付ける。
道路が凍り滑って登れない。 なんだかんだで2時頃に新穂高温泉の駐車場に到着する。
ほぼ満車に近いくらいに車が停まっていた。
1日目、12月28日 朝7時15分に起床し、9時15分のロープウェイで西穂高口まで上がり、準備をして10時に出発する。
天気快晴で景色が素晴らしい。西穂高口の公園は雪の廊下になっている。
トレースもばっちりあり、1時間ほどで西穂山荘に到着する。
テント場には10張り近くテントが張ってあり陽気がいい。景色がいい。
丸山までは何の心配なく行ける。
ピラミッドピークを越え独標へ向かう。
吉村、両足の腿がつりだす。田畑から薬をもらい改善する。
独標までもう少しだ。頑張ろう。
独標には多数の登山者がくつろいでいた。
独標から西穂高岳への下りで躊躇する日帰り登山者がいたが、私達が下ると安心したのか後に続いて下ってきた。
田畑も調子悪くなりペースが落ちだす。
西穂高岳までもう少しの所で田畑がギブアップ。足と手がつりだして、動きがとまった。
すぐ近くにテントが張れそうな場所があり、西穂高岳を越えるパワーがなさそうだったので、行動を終了し幕営する。
テント場を整地し、風上側にブロックを積む。田畑はテント内で休憩していた。
テントの中は暖かく、天気が崩れるようには思えない。 夜から雪が降り出す。
テントが半分くらい雪で埋まった夜中に1度雪かきをする。
朝起きてから、雪でテント半分ほど埋まったので雪かきをする。
朝までに2回も雪かきをするくらいに雪が降った。相当のラッセルの覚悟がいるだろうか?
明日からも天気の回復の見込みはなく、進むスピードによっては、白出のコルまで行かず、西穂山荘に戻るのも選択肢の一つかもしれない。
夜が明けだしてから活動しだす。わかんを付けラッセルして偵察し出すが、すぐにわかんが不要になった。
風が強くしっかり暴風対策も必要だ。
テントを張った場所だけが、雪が溜りやすい場所だったようだ。
戻ってわかんをはずして7時45分に出発する。 ガスで視界が悪く、遠くは見えない。
途中の斜面をトラバースする所では、新雪による表層雪崩が発生しており注意が必要だ。
8時35分に西穂高岳に到着する。
吉村、体調すぐれずスピードが上がらない。
今日中に白出のコルまで行くのは難しい。
この先の天候悪化を考慮すると今回は西穂山荘に戻ったほうが良いようだ。
ただ、間ノ岳まで行ってから判断するのも手だと思うが、西穂高岳で早々の撤退を決める。
下りで、登りの時にトラバースした場所だと思い下った場所で間違え、登り返したルート間違いあり。
テントの張った場所に戻ると、雪で埋まりテント場が消えていた。
元気な単独がやってきた。山荘からラッセルをしたかと思うとすごい。
でも所々で彼のトレースは消えてなくなっていた。
ガスの視界不良でルートを間違わないように注意深く進む。
ピラミッドピーク、独標の登り返しの部分で少し注意が必要だ。
昨日の独標と違い登山者はいない。
西穂山荘に12時に到着する。 テントは一つ張ってあたが、撤収し私達のテントだけになった。
入山したときのにぎわいとはえらい違いだ。
昼食エッセンを食べ、くつろぐ。
夕方には、2張のテントが立った。
ときどき明るくなるが、遠くの山はガスで見えない。
3日目、12月30日 6時半に起床。30cmくらい雪が積った。
8時40分に出発する。吹雪いており天気は悪い。
トレースは先行パーティがいたのでついて行く。
赤布もしっかりあり迷う事はなさそうだ。9時20分に西穂高口に到着し下山した。
駐車場に雪が積り、田畑車はチェーンを付け脱出する。
1回チェーンを外すが、平湯温泉手前で再びチェーンを付ける。
今回でチェーン付けが上手になったぞ。夕方には家に着いた。