2014年8月14日(木)
剱岳八ツ峰Ⅵ峰Cフェイス剣稜会ルート
メンバー:L吉村、岩津、浅野、丹羽ま、福井、久保田 記録:吉村
コースタイム:剱沢キャンプ場(3:15)―剣稜会取付(6:15)-登攀終了(9:53)-5・6のコル(14:15)-剱沢キャンプ場(17:15)
2時に起床。朝食のサンドウィッチで素早いエッセンをすませ3時15分に出発する。
まだまだ暗いが、他のパーティも動き出している。
剱沢の雪渓でアイゼンを付けて、長次郎雪渓の出合まで行き、ここから登る。
登りで差が出だす。 剣稜会の取付きにはすでにパーティがいたが、なんとか3番手に着く。
先行パーティは準備が遅くもたもたしてる。 「早く登りだせよ」と心の中で思う。
1ピッチ登った箇所で渋滞しだす。思ったより先行パーティの登攀が遅い。
待っている間に他パーティとしゃべっていると、昨日長次郎雪渓の上部の切れている場所で滑落しシュルンドに一人落ちたようだ。
50代女性で豊橋の方らしい。ヘリも来て救助活動をしている。
見てるとあわや二次遭難で200mくらい一緒に救助活動しようとした仲間のメンバーらしき人が滑落していった。滑落停止をしても止まらない。
結局ヘリでの回収はできず、ボートに乗せ下ろして行った。
2ピッチ目で岩津さんリードするかどうかで聞くと「行く」と言ったので頑張ってもらう。
だが、途中でロープが止まる。どこまで行ったのか? 登攀途中で苦労してるのか?ビレー地点まで届いたのか? コールしても意味不明の返事が来る。わからない。
やっと進みだし吉村登る。行くと、先が詰まっていたようだった。
「渋滞中」とか言ってくれればわかりやすかった。
3ピッチ目は左へ意識しながら登攀する。
手前で区切り、4ピッチ目短くしてリッジ手前で切る。
5ピッチ目リッジを越え距離延ばすとロープの流れが悪くなり重い。 リッジ一つ越えた箇所で切ればよかったかも。
6ピッチ目簡単に延ばし、終了点に9時53分に着く。
リッジの区切りや途中の支点でどうするかがポイントか。
一応メンバーには、時間が遅かったら先に行くとは言ってあったが、丹羽以外は初めてのルートでもあり心配だ。
主稜線も雲が重くのしかかり縦走はしないで、後続を待つ。
朝からお腹の調子悪く、やっとキジ打ちができた。
6番手に取付いた浅野・丹羽のペアは2時間近く後の11時46分に着き、7番手の福井・久保田ペアは12時半に着いた。
さすがに今から本峰経由は時間がかかりすぎるので5・6のコルへ向かう。とにかく右、右を意識しながらくだる。
上手にルートをとるとクライムダウンで懸垂下降なしで行けるが、1ピッチ懸垂下降のルートを取る。
どうなるとこうなるのかな?
長次郎雪渓と剱沢との出合で雨が降ってくる。 合羽を着て歩くが、少し経つと雨が上がる。
天場には17時半に着き、夕食の準備をする。
今日のはメニューはちらし寿司だ。
19時前後の天気予報で明日は午前中が勝負になりそうだ。
20時には消灯する。