日程:2018年8月12日(日)
メンバー: PL内田、多田(記録)
タイム: 1日目 03:50一ノ倉沢出合-07:00南稜テラス取付-11:00終了点-12:006ルンゼ下降-13:30南稜テラス-18:00一ノ倉沢出合
1ピッチ目【リード多田】上部にあるチムニーの出だしのかぶりはホールドが濡れていてフリクションがほとんどなく難儀した。
このエリアの岩質は濡れるとヌメリがありとても難しい印象を受けた。
この天候と岩質のおかげで後日、中央稜で登攀中、雨に降られとんでもなく怖い思いをすることになったのである。
2ピッチ目【リード内田】なんてことはない登りやすいフェース。
3ピッチ目【リード多田】普通に歩ける草付きトレースもしっかりしており問題なし。
4ピッチ目【リード内田】20mほどのフェース
4ピッチ終了点で一服 草付きの緑と岩の色合いが素晴らしい。とても2000m以下の山とは思えない景色が広がる。
5ピッチ目【リード多田】リッジ(馬の背リッジ)沿いに進んだ。トポ図通りならクラックを登ってピッチを切るのだがロープが大分重くなってしまったのでクラックの手前で切ることにした。
6ピッチ目【リード内田】クラックを登り垂壁20mの最後の核心部(このあたりも濡れていた)を抜けて終了
後方の吉居パーティはまだ見えない6ルンゼからの下降準備をして1時間ほど待った。
後続の吉居パーティが到着して間もなく下降開始。6ルンゼ側を2ピッチ懸垂して南稜側へ移り3ピッチ懸垂して南稜テラスへ降り立った。
昼近くになるとガスが出始め時折景色も真っ白になってしまうほどだった。
この時期の谷川岳は不安定な天候、雪渓の状態が悪い為か我々の2パーティの他は1パーティのみしかおらず静かな谷川岳だった。