夏山・冬山合宿、GW山行2014年雪山

笠ケ岳 広サコ尾根東北支稜 2014.4.27

日時:平成26427日(日)

山域:北ア 笠ケ岳 穴毛谷(広サコ尾根東北支稜)

メンバー:福井、久保田

400 起床

430 駐車場発

545 一ノ沢取付

825 広サコ尾根

1000 およそ2000m地点

1100 およそ2200m地点

1208 クリヤの頭到着

1245 クリヤの頭発

1605 一ノ沢末端

 

一ノ沢末端で、第二尾根を登攀するAB隊と分かれる。
東北支稜を登る予定であったが、一ノ沢の雪の状態が、広サコ尾根の手前を除き結構良かったので、尾根まで詰めることになった。
東北支稜にどこかでのろうと思ったが、ズブズブの雪を踏んでいくこともためらわれた。

天気がとても良く、槍の穂先もくっきりと見えた。 気温も高く、冬用半袖シャツ、夏用長袖シャツ1枚でも汗ばむほどだった。

 

一ノ沢は福井さんが先頭をいったが、尾根から久保田が先行する。 うすく残っている踏み跡を辿っていく。日陰に入ると涼しい。数箇所、木の根元を乗り越える時に苦労したが、全般的に緩やかな斜面を順調に進む。

樹林帯を抜けると、クリヤの頭の下に大きな斜面が現れる。所々、雪面に亀裂が入っている。

一箇所大きな岩峰があり左に巻く。
この箇所については、復路は懸垂下降で下りる。およそ2200m地点で、ルンゼを右方向に渡り、樹林を越え、クリヤの頭に繋がる稜線にのろうかと思ったが、雪崩の危険を感じたこと、前方の斜面に踏み跡があったので直登することにした。
私はピッケルを二本持参したが、かなり登りに効果があった。 オーバー手袋は中まで浸水していたので、春山では予備が必要かと思われる。

 

東北支稜を登らなかったこともあり、予定より早く12時頃にクリヤの頭に到着する。 石を少し積んだケルンがあった。 雷鳥岩が前方に見えたが、深い谷が間にあり、第二尾根を登攀してくる四人と合流することも考えられていたが、とても行けそうに思えなかった。
また、午後遅い時間に亀裂のある斜面を通過することは危険と判断し、下山を開始する。

帰りも一ノ沢を下り、日没前に下山することができた。