岳沢~北穂高岳

2019年7月13日(土)~14日(日)

メンバー:L田中、太田(記録)

タイム:1日目:5:45河童橋-6:00岳沢登山口-7:55岳沢小屋<15分休憩>8:10-10:50紀美子平<20分休憩>11:10-12:50奥穂高岳-13:30穂高岳山荘<30分休憩>14:00-16:30北穂高岳テント場
2日目:6:50北穂テント場-8:50涸沢ヒュッテ<25分休憩>9:15-11:20横尾-14:30河童橋

前夜春日井発、1:00前に沢渡バスターミナル前の駐車場に着き車中泊。連休だけあり、「わ」ナンバーのバンが隣に泊まり、観光であろう若者達が深夜にはしゃいでいる声で一度目が覚める。静かにして欲しいけど、青春真っただ中という感じで、ほほえましくもある。

1日目 上高地ー奥穂ー北穂テント場

5:00の始発バスに乗り、上高地へ。既にたくさんの登山者がバスターミナル前で朝食などをとっていた。天気は曇り。岳沢への道は雪もなく、ゴゼンタチバナやイワカガミ、ニッコウキスゲが咲いていた。

ニッコウキスゲ、かな?

7:55、岳沢小屋で一休みし、重太郎新道に入る。この道は下ったことはあるが登るのは初めて。鎖なしのそこそこ急な岩場があったりと、一般登山道の中ではやや悪いほうか。カモシカの立場からは奥穂南稜が見え、2パーティーほど取りついていた。

カモシカの立場から見る、奥穂南稜

紀美子平には前穂をピストンする人たちの荷物がたくさんデポしてあった。私たちも前穂に登ろうか迷うが、今日は北穂まで行かなければならないのでスルーして、吊り尾根を行く。

空荷で前穂に行く人たちが多数。

時折ガスが沸いてくるが、涸沢、常念ははっきり見えており、しばらく雨の心配はなさそうだ。吊り尾根を歩くのは初めてだったが、快適な道でハイキングを楽しめた。

時折日が差しハクサンイチゲの白さが際立つ。

13:30、穂高岳山荘で大休止。山荘直下にはまだ雪渓が残り、小屋の方が上りやすいように階段を作っていた。こんなに雪が残っているのは近年異例ではないか。だんだん風が出てきて気温も下がってきたのでカッパを羽織る。

小屋直下。雪がまだ多い。

14:00、北穂に向かう。涸沢岳直下が悪いと聞いていたとおり、クサリはあるものの緊張を強いられる部分が何か所かあった。アップダウンを繰り返し、ドームに差し掛かったころ、雨がパラツキ出した。大雨になる前にテントを張りたいので先を急ぐ。

涸沢岳を経てしばらくは緊張する下りが続く。

16:30、テントを設営し終えると、雨脚が強まってきた。ぎりぎりセーフ。夕食はカモシカスポーツで買った「戸隠小舎 ヒマラヤンカレー」。これ、美味しい!

お湯を入れるだけ。おすすめです。

「2:30に起床して、雨が弱ければキレットを越えよう」と相談し、19:00就寝。時折テントがガタガタ揺れるくらいの風雨で、私はあまり良く眠れないまま、2:30になる。

2日目 北穂テント場ー涸沢ー上高地

2:30起床。相変わらずの悪天。涸沢からの下山を決める。とりあえず食事をし、二度寝。明るくなるまで待つ。6:00 風雨が弱まったので、片づけ開始。6:50「ワークマン カッパの性能試験」という副題がついた下山を始めるが、すぐに雨はやんでしまい試験は持ち越しになった。

あぁ、キレットに行きたかった…

涸沢小屋に近づくと、雪渓が出てきて滑る。涸沢のテント場も半分くらいはまだ雪の中だ。

涸沢ヒュッテ直下も雪渓が残り、小屋の方が5、6人がかりで一生懸命ステップを切ってくれていた。

涸沢ヒュッテからしばらく、雪渓が続く。

横尾からは特筆すべきことのない、我慢の平行移動。再び雨がパラツキだしたころ、上高地バスターミナルに到着。あかんだな行は長蛇の列だが、さわんど行は空いている。なぜだ?

「食事処しもまき」で温泉(500円)にはいり、松本山雅FC御用達のラーメン屋「めん処金太郎」で昔ながらの中華そばを楽しんで、帰名した。