日程:11月21日(土)~22日(日)

メンバー:L丹羽だ(記録)、澤、田中 

タイム:11月21日 新穂高05:30~槍平09:30~南岳西尾根2740m14:20

    11月22日 2740m05:30~南岳頂上06:20~2740m07:00~槍平08:50~新穂高12:00

 

11月21日 前夜発。23時半に深山荘駐車場。ゆっくり寝れるのはありがたい。4時40分に起床し5時半に出る。天気も良い。昨年、同時期に南岳西尾根を登っているが、今回は槍平まで全く雪がない。昨年は滝谷出合辺りから雪があり、槍平小屋周辺はトレースができていたような気がする。

 もちろん南沢も全く雪がない。南岳西尾根2400m辺りまで雪はなく、稜線にでるあたりでようやく雪が出始めた。

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 歩きはじめこそ順調だったものの、澤君のピッチがあがらない。どうやら風邪気味のようだ。あまりにも苦しそうなので、昨年と同じ場所(2570m)にテントを張ろうと思ったが、雪がなさすぎて狭くてテントを張れなかった。ハイマツがかなりでていた。澤君には申し訳ないがもう少し頑張って歩いてもらうことにしてもらう。

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 2631mのピークなら張れると思ったが、ここでも狭くてテントは張れずどんどん高度を上げていく。澤君は少し歩いては座り込みを繰り返し、結局マッチ箱の手前まで幕営適地がなくその手前で無理やりにテントを張った。岩の段差の上にテントを張った為、斜めになって寝にくいが仕方がない。もう少し多い人数で登っいた場合、雪が少ない条件だと幕営地が大変だ。その場合は一気に南岳小屋まであがるしかない。我々以外に2パーティ登ってきたが、それぞれ南岳小屋を目指して上がっていった。

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 この日は暖かい小春日和で、双六や笠などの眺望がよく気持ちがよかった。滝谷ではものすごい岩雪崩が発生していて気味が悪かった。

 

11月22日 澤君の調子は前日よりよいそうだが、テントに留まることにした。よって、本当は槍ヶ岳まで縦走して大喰西尾根を下山する予定だったが、幕営地から丹羽、田中の2名でピストンすることにした。5:30出発。今回はマッチ箱の稜線をロープだして通過することはなく、岩稜を左から巻いていく。夏道で雪崩も全く心配する必要がない雪の量だった。

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 昨年は頂上まで2時間かかったが、今回は50分で到着した。さすがに主稜線は風も強く雪庇も少しでていたが、冬を感じたのは主稜線だけだった。

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 登りが50分なら下りは35分で幕営地まで戻ってきた。そそくさと撤収して下降開始。澤君もだいぶ元気になっていたが、槍平から新穂高まででの道程はやはりしんどそうだった。12時に新穂高に到着。

 2泊の予定を1泊に変更したため、食糧が余ったので、夜に作る予定だった澤君発案のチーズフォンデュを駐車場で作って食べた。なかなかおいしかったが主食としては………だった。もう少し改良の余地がありそうだ。