剱岳早月尾根
2017年6月13日(火)~14日(水)
メンバー L吉村、粂野
記録 吉村
タイム 1日目:馬場島(5:40)-早月小屋(10:55)-2550m(14:25)、2日目:出発(4:40)-剱岳(7:05)-長次郎の頭(8:15)-剱岳下山(9:55)-馬場島(16:30)
前日夜21時過ぎ吉村邸に集合し出発。馬場島に1時過ぎに到着。霧雨が降っている。車の中で仮眠。
1日目、5時に起床。5時40分に出発。天気は曇り、風はほとんど感じない。
早月尾根登り出しは急で辛い。1000mの松尾平で少しほっとする。200mごとに標識が出て来る。1400mから1600mがお得で速く登れる。1800mを過ぎたあたりから残雪が出てくる。
連続して残雪出てきたのでアイゼンを着ける。2000mくらいから粂野足がつり出しペースダウン。
10時55分、早月小屋手前の丸山で休憩。早月小屋はまだ残雪多く残っており、1階部分がまだ埋まっていた。屋外のトイレも屋根がわからないくらいだ。
11時30分に出発。粂野ペースの回復なく休み増える。睡魔も襲いうとうと。
14時25分、2550mの丁度いい大地で幕営する。曇りだが、暖かく外で水作りをする。18時消灯。
2日目、3時起床。4時40分出発。晴れていい天気だ。
残雪と登山道とが混じりながら登る。シシ頭の鎖場は雪で道の部分が埋まり、鎖は途中まで出ている。ロープを出し慎重に進む。
冬には頂上手前のルンゼが雪で氷つくが、きれいに雪が無くなっていた。頂上に7時過ぎに着く。三ノ窓まで行けるだろうか?
頂上から急な雪面を下る。所所ロープを出す。コルから長次郎の頭を登る。右の雪面をロープ出して登る。少し行くと雪庇が崩れており先を進むのが難しくなる。
確保しながら進む箇所が増え時間がかかり、リスクも多いので、この先進むのを断念し帰る。
長次郎の頭に戻り休憩。粂野アイゼンがひっかかり手を着くと、とがった岩で右手の平を切り流血。ぐっと押さえ止血後、ばんそうこうとテーピングテープでしっかり止める。
剱岳頂上に戻って、9時55分下山する。
シシ頭で再びロープ出し、後は所所慎重に下り、2550mへ戻る。ツエルトを撤収し12時に下山。
早月小屋の丸山で休む。雪渓からどんどんとガスが湧き上がり頂上が見えない。
疲れと足の痛みでペース上がらず16時30分過ぎに馬場島に到着。静かで誰もいない。
上市のアルプス浴場に入り、呉羽のPAでご飯。粂野いわくブラックラーメンは期待外れで味が薄かったそうです。