2017年10月8日 聖岳

L田中、太田(記録)

タイム:3:08 芝沢ゲートー4:07 易老渡―便ケ島4:32(登山届提出) 4:52便ケ島―5:27西沢渡ー8:04 2000m標識-9:30聖平小屋分岐 9:46 10:30小聖岳―11:45前聖岳12:10-13:15聖平小屋分岐ー14:02 2000m標識―16:03西沢渡ー16:39便ケ島16:58-17:24易老渡―18:24芝沢ゲート

前週に塩見岳で出会った方に、長らく通行止めになっていた、上村(下栗の里)の林道が開通していると教えてもらい、早速、聖岳に足を運んだ。

下栗の里は「日本のチロル」と称される秘境で、元上司の出身地。この上司から「下栗に夜帰るとき、最初はウサギ、次はタヌキ、で、鹿が出てきて最後は熊に会った」という話を聞いたことがある。私も以前、上村を訪れた時に熊に会っているので警戒していたが、今回はウサギに出会っただけで済んだ。

下栗の里(昼間にくるとこんな感じ)

下栗の里(昼間にくるとこんな感じ)

23:00芝沢ゲートに到着。駐車場は半分くらい埋まっている。月が明るい夜で、暖かい。仮眠して、2:30に起床。3:00から歩き始める。「余裕で車走れるじゃん!」とつっこみたくなる綺麗な車道が6.2km続く。ひたすら歩くこと1時間半、便ケ島に到着。田中さんはここのキャンプ場で水を汲むが「しばらくの間飲用禁止」と蛇口に書いてあった。また、ここには衛星公衆電話なるものがあり、Edyが使える。

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便ケ島から西沢渡までも、比較的平な道を進む。西沢渡で渡渉をすると、本格的な登山道に入る。とはいえ急登は殆どなく、緩やかなつづら折りの道が続く。途中、口に大きな実を加えたリスが横切って行った。

南アルプスは緑が美しい。

南アルプスは緑が美しい。

8:00、2000mの標識に到着。まだ1000m登らなければならないが、腰痛が出てペースが上がらない。頂上を踏めるか早くも危ぶまれるが、じわじわ高度を上げるより仕方ない。美しい苔の森をゆっくり進む。

9:30、聖平小屋への分岐に到着。視界が開ける。今までの緑の森が一転、色とりどりの紅葉が目を楽しませてくれた。

とりあえず小聖までは行こうと決め、進み始めるとガスがわいてきた。晴天予報はいずこへ…。10:30、小聖に到着。行けるところまで行ってみたい、と、少し休憩して再び進む。途中、地図にはない水場があり、田中さんは水を汲みなおす。隣にはテント1張り分の綺麗な整地があった。

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小聖を越えたところから急にガレてくる。ジグザグ高度を上げ、11:45聖岳山頂に到着。赤石方面はまだガスがかかっておらず、眺望を楽しめた。

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お茶を沸かして少しのんびりし、12:10、下山開始。長い長い下山に二人とも疲労困憊。16:00、明るいうちに西沢渡に到着でき、とりあえず一安心。

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便ケ島から芝沢ゲートへの林道歩きは行きの何倍も長く感じられ、何度もゲートの幻覚を見た。18:24、駐車場に到着。車が大分増えており、路駐多数になっていた。

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飯田インター近くの殿岡温泉 湯元 湯~眠(700円)で温泉に入って帰宅した。