メンバー:L福島、多田、太田(記録)

タイム:3:00 鍋平駐車場-3:38新穂高登山指導所(10分休憩)-4:45 笠新道登山口-6:07 1920m地点-7:42 杓子平(10分休憩)-9:02 稜線・分岐-10:15 笠ケ岳山荘(10分休憩)-10:37 笠ケ岳-11:02 笠ケ岳山荘-13:57 1920m地点-14:56 笠新道登山口-15:42 新穂高ロープウェイ乗り場 <1時間に1度程度、5分前後の小休止あり>

 

前日20:00に茶屋が坂駅に集合し、新穂高へ。車中で「三連休だし、駐車場がいっぱいだったらどうしよう」と話していたが、予想が的中。深山荘前の駐車場は満車で、警備員さんに鍋平に行くよう言われる。左俣林道手前の有料駐車場にも行ってみるが、満車。右俣林道前の有料駐車場は、いつのまにか夜間は入れなくなっていた。12:30仕方なく鍋平に停め、車中で仮眠。 

2:30星空の下、出発準備を始めるも、すぐに濃いガスが出始める。3:00新穂高登山指導所に向けて歩き始めるが、鍋平に停めたのは初めてで、暗いこともあり、指導所への登山道を見つけるのに少し苦労した。3:38 登山指導所にて登山届けを出し、出発。粒子の粗いガスが立ち込めており、吐く息も白く停滞し、なかなか消えない。左俣林道の途中、獣臭がしたので、なるべく喋りながら歩く。4:45 笠新道入り口に到着。明るくなるまで休憩は取らないことにし、そのまま進む。

5:28 夜が明け始め、6:00頃、1920mの視界が開けた場所にさしかかると、乗鞍岳と焼岳が綺麗にみえた。

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更に高度を上げてゆくと、6:35 穂高連峰の頂が輝き、太陽が顔をだした。このあたりから急登になり、ゆっくり着実に歩を進める。

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7:42 杓子平に着き、やっと、目指す笠ケ岳の頂がみえた。まだ遠いが、快晴の稜線歩きが楽しみだ。少し休憩し、景色を楽しむ。

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赤く紅葉したチングルマの葉に霜がついていたり、水溜りに薄氷が張っていたりと、冬がすぐそこまで来ていることを改めて感じる。

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秋枯れの中、歩を進めてゆき、9:02 稜線に出た。

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この頃からガスが湧き始め、槍・穂高の雄姿を隠してしまう。それでも裏銀座方面の眺望はすばらしいし、どこまでも続く稜線を辿るのは気持ちが良い。寒くなることを予想していたが、長袖Tシャツ1枚でも快適な気温だ。

10:15 笠ケ山荘に到着。小屋終いの準備か、お茶碗が日光消毒(?)されていた。荷物をデポし、10:37山頂へ。残念ながら穂高連峰は完全に姿を消してしまっていた。

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下山も長いので、あまりのんびりせずに降り始める。高度の影響か、疲れのせいか、私はペースが上がらず、稜線上で苦しくなり、ゆっくり歩いてもらう。多田さんはストックの使い方を指導してくださり、また、福島さんは美味しい行動食を分けてくれ、ちょっと元気になる。感謝。

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あとはひたすら下山するのみ。岩が多い登山道なので、あまり急ぎすぎるとケガをしそう。ほどほどのペースでテンポよく歩くように心がける。2000m地点あたりは少し紅葉が残っていたが、全体的に青いまま茶色く縮れた葉が多い。温暖化の影響か?

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14:56 長く単調な下山を終え、笠新道入り口まで戻ってきた。美しい渓流を眺めながら左俣林道を歩き、15:42 ロープウェイ乗り場に到着。左俣林道に入った頃から急激に気温が下がり、歩き終えた後、みなダウンを着込んだ。ひがくの湯に寄り、冷えた体をりんごのお風呂で温めて、帰途についた。

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