日程:2016年6月11日(土)

山域:比良山系 奥ノ深谷

メンバー:L杉田、富田、他1

タイム:駐車場8:30=入水地点8:15=遮行開始9:30=途中昼休憩=遮行終了13:00=駐車場14:00

記録:杉田

1

沢系山岳会会員のKさんに誘われて昨年より始めた沢登り。昨年Kさんと比良のヘク谷に行った際に「次回は奥ノ深谷に行こう」と以前より約束していたのだが、二人のスケジュールが合ったこの日に行くことになった。前日の夕方に、急遽富田さんより参加したい旨の連絡が入り、当日は3人での沢登りとなった。

 坊村明王院から直ぐの空き地に車を停車し、林道を40分程度歩いた場所が、奥ノ深谷の入水地点となる。沢歩きに慣れたKさんと富田さんは、足取りも軽くどんどんと先に進んでいくので、着いていくのに必死だ。

綺麗な釜のある滝を数個過ぎると、迫力のある大岩のある立派な滝が登場し、この沢の核心が始まる。この日は水量がかなり多い様で(以前にも奥ノ深谷を登ったことのあるKさん談)、滝の右側を登るが、岩がヌルヌルと滑って気持ちが悪い。

 続いて三段滝が登場。三段の上部10mの滝は“初心者がいる場合にはロープを出す”とトポには明記されているが、Kさんも富田さんもロープを出すつもりは無いみたいだった。ビビりながら登ってみた感想としては、やはり“初心者がいる場合にはロープを出した方がいい”と思った。数か所に残置のハーケンが残されていた。

2

 沢登りは岩登りの様な決められたラインは無い。次々と出てくる滝を眺めては、互いに「この滝はどのラインで突破しようか?」と自由なラインで登れるのが楽しい。沢Ⅱ級グレードだとロープを結ぶ事は無く、基本的には各々の登りたいラインを自由に登っていく。Kさんは挑戦的なラインを好んで登っていく。初心者の自分は一番安全そうな楽そうなラインで。ベテランの富田さんは流石の安定感でここぞという際の一歩をリードする。

それでも厳しい箇所では、互いの脚を滑らない様に支え合ったり、上からお助けロープを垂らしたりし、チームで助け合いながら滝を突破していく。その行動はまるで冒険や探検をしている様で、童心に戻った様になれる。こんな楽しい山遊びがあったのかと沢に入る度につくづく思う。

 ただ、自由度が高い分、ロープで確保されている岩登りよりリスクを伴う遊びである事も確かだ。この日、私は一度失敗をしてしまった。岩から釜に飛び込んで滝まで泳ぐ箇所で、飛び込んだ瞬間にヘルメットが顔面にズレて目を塞いでしまい、中々水面から岩を掴む事が出来ず焦ってしまった。溺れそうになる恐怖を感じた。

 核心の滝が終わってからも、釜のある美しい滝が次々と続き、奥ノ深谷は最後まで飽きることなく楽しめる沢だった。