笠ヶ岳穴毛谷第三尾根

2021年3月27日(土)~28日(日)
メンバー:L吉村、吉居
記録:吉村
タイム:1日目:登山センター(4:50)-砂防ダム(5:50)-取付(6:55)-2000m付近(12:30)-終了(17:00)-ビバーク(17:45)
2日目:出発(5:15)-クリヤの頭(6:10)-砂防ダム(9:20)-駐車場(10:30)

前日21時30分に一宮駅西口に集合。吉居さんのヘルメットを見て、自分がヘルメットを忘れたことを思い出して、家に戻ってから新穂高温泉へ向かった。0時半過ぎに到着。無料の駐車場は空いていた。

1日目、4時に起床し準備して登山センターへ行く。冬期の無料駐車場がまだ使えたようで、そこは車が混んでいた。登山届と定期便を済ませて4時50分に出発。今日は天気に恵まれそうだ。

 

結構黒い感じがする

1時間くらいで穴毛谷の砂防ダムに着きここでアイゼン、ハーネスを付ける。尾根は雪解けが進んでいる感じだ。

穴毛谷進みさらに1時間ほどで第三尾根取り付きに着く。雪をひろいながら登る。岩壁下を右へ巻くようにする。このトラバースする辺りからロープを出してつるべ状態で雪面を登って行く。

トレースぽいのがあったがすぐに消えてなくなる。昨晩少し雪がふったような感じだ。時々穴が空いているので気を付ける。

天気が良く、暑い。日焼けが気になるところだ。

何ピッチか進んだのち、12時半ころにやっと2000mくらいの広い場所に出た。

2000m付近、広くなった。

 

上の方に稜線の雪庇が見えるが、第三尾根の終了点は手前の急登で見えない。

前回来た時はここで時間切れとして引き返した。再びつるべ状態で雪壁を登って行く。ナイフまではいかないまでも気をつけながら進む。

ここを超えれば稜線

 

尾根の最後が雪庇がでて苦労すると思ってスノーソーを持ってきたが、雪で埋まり雪庇を苦労することなく稜線に出た。

出ました!

17時だった。休憩して行動食を雪の上に置いていたら、風が吹いてつーと滑って消えていった。あー俺のげんこつあめ。残念。

稜線には笠ヶ岳に行ったトレースが残っていた。18時までは明るいので、ビバーク敵地を見つけるまで歩く。時々足を取られるようにはまる。

適当な岩影のビバーク敵地があったので17時45分、本日の行動を終了する。

穏やかで風もなくいい。麻婆春雨を食べて20時半に消灯する。

 

2日目、3時起床。曇り空のせいか真っ暗で出発を後らせ、5時15分出発。

1時間ほど歩くとクリヤの頭に着いた。ここから広サコ尾根を下る。急な下りで慎重に下ろう。時々亀裂の落とし穴があるので気が抜けない。

クリヤの頭

途中1回懸垂下降をして東北支稜へ下る。

キャンプ敵地ぽいところを下ると支稜が二俣に分かれるので左へ行く。

穴毛谷の砂防ダムまで尾根づたいで下り、9時20分に砂防ダムに着き、アイゼンを外す。

駐車場に10時半に着き、雨が降り出してきた。ほぼ濡れずセーフ。

中崎山荘の温泉に入り、高山の中山そばで昼食を取って帰名した。