ジャンダルム飛騨尾根

日時:    4月11日(土)~12日(日)
メンバー:  L坂口、丹羽
(記録) 田中
タイム:  11日   新穂高07:30~白出沢出合09:30~天狗沢出合12:00~飛騨尾根D尾根2200m(幕営) 12日   幕営地03:30~稜線12:30~奥穂高岳15:35~穂高岳山荘~16:15~白出沢出合19:10~新穂高21:00

DSCF3137 4月11日(土) 天気 曇り 前夜発。
天気予報では早朝に雨があがる予定だったが、なかなか雨が止まず車で待機し7時半頃出発する。林道歩き2時間はところどころ雪にはまり途中からワカンを装着。
丹羽は林道歩きで白出沢出合に到着する頃にはバテ気味になってしまった。先が思いやられる。出合からはしばらく雪に覆われた夏道を辿る。
坂口が購入したばかりのGPSを駆使して進む。
1時間程進んで白出沢の沢の中に入るがデブリがすごい。雪渓は崩壊も進んでいて氷河歩きのクレパスのような箇所もあった。
天狗沢に入り更に左手からやや大き目の支沢が入りこんでいき、これを詰める。斜度がきつくなってきたのと天狗沢からの雪崩の音が聞こえるようになってきたため支尾根に乗り移りそれを詰める。
山の中に入ってから少し調子が出てきたが、幕営地に着くラスト1ピッチは完全にバテテしまった。
骨折明けでまともな山登りをしていなかったことのせいにしておく。
斜面を削って幕営。夕方就寝前17時半にテント外に出たら霧が晴れて飛騨尾根上部から笠ヶ岳まで展望を楽しむことができた。

 

DSCF3128 DSCF3125 DSCF31324月12日(日)
 天気 晴れ 
2時起き3時半出発。天気は相変わらず快晴。引き続きD尾根を詰めていく。
しばらく詰めると前日に抜かれたパーティーがテントを張っていた。
まだ辺りは暗いが天気は快晴。西穂高岳の頂上にはさそり座が輝いている。
登山体系の概念図からするとγ沢を尾根よりに詰める。

斜度がきつくスリップするとかなり滑落するであろう。
後方にいたパーティーを見るとγ沢をトラバースし右の尾根に取り付いている。
我々はもう少し詰めることにしたが、γ沢を詰めきるとそこはF尾根で、レリーフがあった。
目の前にはおそらくT1フランケだと思われる岩壁が聳え立ち、進むのは厳しいだろうと一旦γ沢を下降。
150m程バックステップで下降したあと右にトラバースしC尾根に取付く。
飛騨尾根のC尾根は岩場が出てきてもⅡ~Ⅲ級程度で少し上がったところで20m程度のスラブ壁が出てきてここからロープを出す。
5ピッチほどを交代でリードしながらジャンダルム頂上に出る。ここまでかなり体力を使い下山の長さが思いやられる。

ジャンダルムをロープ1本折り返しで懸垂下降し、ロバの耳はロープ2本で懸垂下降を2回する。2回目懸垂支点は降りながら左へトラバースしたところにある。
途中ロープがスタックし回収に苦しむ。ロープを片づけ馬の背のナイフリッジを通過し奥穂高岳の頂上に到着する頃には全員かなり疲れている様子。
ここから高度を下げ涸沢岳の頂上に登り返すと思うだけでうなだれる。
天候が良かったので間違い尾根には入らず穂高岳山荘に着くと先行パーティーが白出沢を下降していた。涸沢岳頂上経由より疲れている身には魅力的な下降ルートだ。

すでに夕方16時台とあって気温も高くやや躊躇するが間隔をあけて雪崩に警戒しながら一気に下降する。
林道に出る頃には陽が落ちてしまい真っ暗な林道をトボトボ歩き新穂高に21時に到着。

最後林道歩きに丹羽は完全にバテ果て二人についていけなかった。久しぶりに全力を出し切りいい山行だった。その後、二日程今までにない強烈な筋肉痛に見舞われた。

DSCF3147 DSCF3153 DSCF3155 DSCF3160 DSCF3163 DSCF3167