笠ケ岳広サコ尾根東北支稜
2018年3月27日(火)
メンバー:L吉村、粂野、内田、記録:吉村
タイム:登山センター(5:00)-堰堤(6:00)-2300m(13:05)-駐車場(18:10)
平成12年3月同日に穴毛谷の大雪崩が発生した。前日の3日間に降雪があり、27日は晴れ気温上昇により、大規模な雪崩となった。今回、内田がGWに鹿島槍ケ岳の天狗尾根を計画していたので、そのトレーニングにでもなればと思う。
前日21時半に一宮駅西口に集合し新穂高温泉へ向かう。0時半ころに道中の道の駅で仮眠する。
4時起床し、無料駐車場で準備をして登山センターへ移動。トイレ&登山届を提出する。5時には少し明るくなってきた。堰堤まで来ると、まだ雪崩によるデブリが少ないので、雪があまり落ちていないようだ。
堰堤で、アイゼン、ハーネスを付け、一ノ沢に入ってからすぐに左手の支稜尾根に取り付き登る。今回は尾根末端まで雪が繋がっていた。雪の表面が少し固めで、中は柔らかく踏み抜くようにもぐり、ラッセルのような感じになる。内田、粂野を先に登らせルートファインディングの練習をさせる。雪庇や雪崩に注意しながら先行させるが、内田は少しペースダウンし、粂野は足がつり出す。
10時15分に広サコ尾根の分岐に着く。粂野は薬を飲み復活する。先日の週末に泊まりで広サコ尾根に入り幕営の跡や弱層テストの跡があった。意外と時間がかかってきた。岩峰は巻かずに、ルンゼを2ピッチで登り、ルンゼに入るまでに落とし穴が2箇所ある。途中の木で区切り急な雪面を上がり、2300mに13時05分に到着し本日終了とする。
ゆっくり休んだ後、13時半に下山開始。すぐに懸垂下降2ピッチで下り、広サコ尾根の分岐に15時15分に着き、登ってきた尾根をそのまま下り、堰堤に17時に着く。
春の山菜が雪の合間から顔を出している。18時10分に駐車場に着き、本陣で風呂に入って、飯屋には寄らずに帰名した。