2024年雪&氷アイスクライミング

甲斐駒ヶ岳 篠沢七丈瀑 2024.2.8−9

2024年2月8−9日 篠沢七丈瀑

メンバー:L他(A)、斉藤

時間:2月8日 竹宇駒ヶ岳神社(08:15)ー七丈小屋(16:30)

2月9日 七丈小屋(06:45)ー取付(07:45)ー登山道(13:00)ー竹宇駒ヶ岳神社駐車場(18:00)

 

テントはなしで七丈小屋泊まりのヨーロッパ風アルパインスタイルで行くことにした。
今年は暖冬で雪も氷も少なかったのだが、前日にまとまった雪が降ったためラッセルを覚悟した。朝、竹宇駒ヶ岳神社の駐車場に行くと、平日降雪後にも関わらず数台の車があり除雪も完了しており、さらにもうトレースができていた! おかげでラッセルすることなく、Aさんとゆっくり話しながら七丈小屋まで。途中ソロの人の下山とすれ違ったのみで、小屋は私たちともうひとり翌日甲斐駒ヶ岳の山頂を目指すソロの人のみであった。平日なのに人がおることに驚いた。七丈小屋の夕飯のカレーを食べて翌日のお弁当(おいなりさん)を受取り早めに就寝。

翌日は、取付までそれほど時間がかからないだろうという読みで5:30起床、準備して06:45頃出発。

木橋から登山道を離れ、ルンゼというか沢沿いを下降。多少のラッセルはあったが30分くらいで七丈瀑の取付へ到着した。
寒くも暑くもなくちょうど良い温度。
パートナーのAさんは何度か来たことがあるので、今回初めての私に核心の2P目を譲ってくださるとのこと。有難い。

篠沢七丈瀑 全景

1P: Aさん
Aさんリードでスタート。気温高めなので脆いかと思ったがそれほどではなく。トポにある露岩からさらに右へ一段上がり、凹角下まで50メートル近くロープを伸ばしたところでピッチを切った。これでトータル2Pで登ることができる。

1P

2P:斉藤
一番弱点である凹角を登る。快適すぎた。今シーズン登った中で一番氷の状態が良かった。凹角をすぎると寝ているスラブパートになり、こちらの方が気持ち悪かった。平になりスリングの巻いてある木で終了。その後、Aさんに登ってきてもらう。
トップロープをセットして、二人とも懸垂で1P目終了点まで下降。
その後は、トップロープで少し立っているところを交互に登った。

2P

 

黄蓮谷も七丈瀑もアプローチが遠くコンディションがわかりにくいのでパートナーを見つけることが核心になると思っている。今回念願叶ってやっと七丈瀑を登ることができた。経験豊富で頼もしいAさんに一緒に行ってもらえて有難かった。