2月19日(日)御在所岳 藤内沢&3ルンゼアイスクライミング

メンバー:L武田、有冨、新美、太田(記録)

7:24 裏道登山口-7:57 藤内小屋(アイゼン装着)-8:39 藤内壁出会-9:1010:30 藤内滝突破-11:00 ケーブ(休憩)-11:45 沢を横切る-12:00 3ルンゼ(お昼、登攀順番待ち)-13:30登攀開始-15:55 3ルンゼより藤内沢を下降開始-16:20 夏道(藤内滝迂回)-16:57 藤内小屋(休憩)-17:45裏道登山口-18:03 ゲート

前日のコクイ谷歩きの疲れを引きずりつつ、眠い目をこすりながら再び御在所へ。鈴鹿スカイライン ゲート前に車を停め、全く雪の無い車道を歩き、7:24裏道登山口に到着。昨日の下山時はベタベタに緩んで滑りやすかった雪も、夜の冷え込みで若干締まってくれ、それほど歩きにくくはない。登山口から30分ほどで藤内小屋に到着。海が朝日に輝いている。

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先週よりだいぶ雪も減り、凍結して使用中止になっていた外トイレも復活。小屋主さんとおしゃべりをしながらアイゼンを装着し、出発。まずは藤内滝を目指す。私は2週連続の藤内沢・3ルンゼだ。

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8:47テスト岩のあたりに到着。さあ藤内滝をどう突破するか。先週は滝の左側にあった薄氷を使って突破したが、大分溶けてなくなっているので、もう少し手前の壁面についている氷を登攀することにする。登攀準備していると、後続のパーティーが迂回路(夏道)を進んでいった。確かに迂回路のほうが早く抜けられるが、滝越えも今日の楽しみの一つ。

有冨さんがストレートシャフト&平爪アイゼンで果敢に挑んでゆく。氷が薄く、アイススクリューは使えない。失敗したら飛び降りるしかない。ドキドキしながら見守る。上部で若干苦労されている感じがしたが、無事上りきり、ビレー準備に入る。

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続いて武田さん。やはり上部で苦戦している?

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私の番がやってきた。出だしのアイスクライミングは快調に上がれたが、上部に差し掛かると氷がなく、岩が出ている。その先に待ち構えるのは雪面と見せかけて下は笹薮。蹴りこめないし、アックスも効かない。「有冨さん?岩と笹で、氷ないですね。アックス効かないし、足もないんですけど・・・?」言っても仕方ないことを口に出してみる。女性はしゃべることで緊張を紛らわすと誰かが論じていたな。「そうそう、『アルパインあるある』だね。左のほうに若干アックス効くところあるよ」とアドバイスが返ってくる。左側を探りつつ、苔にアックスを刺したりして、モジモジ登りきれたものの、手がかり、足がかりを大分荒らした気がする。後続の新美さん、ごめんなさい。

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滝を突破すると、しばらく急登が続く。二股に分かれるところが出て来、先週は左に進路を取ったが、右側にも踏み後がついている。相談の結果、「どうせ合流するだろうから、楽しそうな(斜度がありそうな?)右側に行こう」となった。

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11:00乳酸がたまった体に急登はきつく、お腹も空いたので大きな岩の前の平地で休憩させてもらう。岩は洞穴のようになっており、中に残置ロープが何本も見える。夏場は登れるのだろうか?上に抜けられる?入ってみると、岩がたくさん積み重なっており、上部に出口は無い。さながら石造りの教会のような雰囲気だ。もしかしたら、この場所は夏は滝で、その脇を歩くためのフィックスロープかもしれない。

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しばらくこのケーブで遊び、再び急斜面の登りに戻る。踏み跡が多数あり、階段状に固まってはいるが、どうやら標高が高い場所は夜のうちに若干雪が降ったようで、ビーズクッションの中身のような大粒でサラサラの雪が雪面に乗っている。発砲スチロールにも似たこの粒子が踏みこむたびに靴の回りに流れ込んできて、滑りそうというか、埋もれそうな不思議な感覚にとらわれる。実際は滑らないのだが。

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藤内滝直後を含め、分岐で右側のルートを選ぶこと2回。結局、左のルートとは合流することはなく、このままだと3ルンゼには着かないことに気がつく。3ルンゼがあるのは隣の、そのまた隣の沢。軌道修正するため沢を横切り、急斜面を下る。

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12:00 3ルンゼに到着。おそろいのヘルメットをかぶったパーティーがおり、隙間無くロープが垂れている。聞けば、三重県の遭難対策委員会が県警の方々に救助指導をしているところであった。救助訓練以外にも、一般の方が2パーティー程おり、ロープを張れる良い場所が無いので、とりあえずツエルトに入ってお昼を食べる。

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13:30 右側のルートが空いたので、有冨さんがトップロープをかけにいく。隣では救助訓練が続く。要救に見立てた「何か」が見つかるまで続けるらしい。トップロープがかかってまもなく、雪の中からスノーバー(「何か」=要救)が掘り出され、救助訓練が終了。次は山上公園にて無線通信とドローンを使った練習をするとのことで、引き上げていかれた。にぎやかだった3ルンゼが急に静かになる。

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氷壁が貸し切りになったので、1人2本程度、思い思いに登る。

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途中、ブーンと甲高いモーター音がし、見上げるとドローンが飛んでいた。青い空にクリアな視界。良い天気だ。

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 15:55 満足したので撤収。斜度がある雪面を前向きで下る練習をするため、裏道ではなく、藤内沢を引き返すことにした。

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藤内滝は夏道を迂回。崖上の細い道のうえ、木が通せん坊しているところもあり、油断できない。

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17:00前、藤内小屋に着き、のんびりしてから下山。

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18:00ゲートに着き、希望荘のお風呂に入って帰宅した。