日程:2017年3月31日(土)
山域:平標山西ゼン
メンバー:L sugi、他2
タイム:
平標山登山口9:00=山頂12:30<ガス待ち>13:15=西ゼン滑走=14:00東ゼン合流地点=15:10車デポ地
記録:sugi
当初は、万太郎越えの予定でしたが、生憎の天候でエリアを平標山に変更して西ゼンを滑走してきました。
朝起きると夜半に雪が降った様で、うっすらと木々が白くなっており、谷川岳方面の山々はガスって見えない。昨日偵察したオジカの頭までの稜線をガスの中で歩くのはリスクが高く、赤谷川源流もガスの中では何も楽しくはないだろう…と同行者と意見が一致し平標山・西ゼンへの転戦が決定する。
クルマをデポする都合で、登山口の出発は遅くなってしまったが、私以外の同行者はこの地域に慣れており、焦ることなくノンビリと、時にバカ話をしながら楽しくシールでハイクアップする。このメンバーでなら、万太郎に行ってもこの調子で楽しく歩けたのかもしれないな…と一瞬頭をよぎったが、無理をしないのが山の鉄則、これも平標山の神様に導かれたのだろうと思い、素晴らしいブナの林の中を癒されながら登った。
ブナ林の中の楽しい登り
ほどなく山頂に着くが、一向にガスが抜ける気配がない。ここでもバカ話しながらガス待ちをする。しばらくして後続組のグループがやってきた。平標山は人気のエリアらしいが、生憎の天候でこの日の山頂は、自分たちとグループだけであった。
ガスガスの山頂
ガスが濃くホワイトアウトしているので、登ってきた尾根を戻ることも考えられたが、『どうぜ、四方八方何処を滑ってもホワイトアウト。登ってきた南面を滑るよりも北面にあたる西ゼンを滑る方が雪も良いだろう、』との判断で、西ゼン側にドロップする。
これが、大当たりだったのかどうかは南面を滑っていないので確かめようもないが、北面の西ゼンの雪は、整備されたスキー場の斜面の様で滑り易い。雪の安定性も良く、もし視界があれば、気持ち良く一気に滑り降りたであろう。
視界不良の為に続けて滑ると先頭は気持ち悪くなってしまうので、交代しながら、斜面状況に合わせて、着かず離れずワイワイと騒ぎながら、3人カルガモの様に仲良く滑る。
斜面を確かめながらの滑降。
標高を落とすと視界も広がり、遠くの山々を眺めながらの滑降が楽しめた。
登ってきた斜面を滑るより、変化する景色を眺めながらのツアースキーの方が充実感が全く違う。デポ車に到着した時には、互いに握手して、無事の滑走を喜びあった。
ゴールは上越線の下
このエリアは名古屋からは遠く、滅多にいけない場所なので、ご一緒いただいた同行者には本当に感謝すべき山行であった。