2016年3月19日~20日
唐沢岳幕岩左方ルンゼ
メンバー L田中(記)、丹羽だ
19日 葛温泉7:45~高瀬ダム9:00~大町の宿13:10
20日 大町の宿4:40~左方ルンゼ取付き5:40~終了11:10~大町の宿14:20~葛温泉18:00
19日
前夜21時に出発し0時過ぎに雨の中、葛温泉のゲートに到着し仮眠。朝6時頃起きるとまだ雨が降っている。雨が止まないかと少し車の中で待っていると7時頃に雨が弱くなってきたので、出発することにする。雨の中出発するも七倉あたりから雨が止みホッとする。9時に高瀬ダムに着き唐沢岳幕岩の方へ。金時の滝に行くまでにラッセルしながら沢を何度も左右に渡渉。その時に石で滑ったり雪が崩れたりして沢に落ちて二人とも靴が濡れてしまった。思ったより遠いと思ってると金時の滝に到着し滝の左側を登り進む。思ってるよりもデブリの少ないなか進んで大町の宿に14時半に到着。雨が降っていたからか地面が濡れているので乾いてる所にツエルトを張りのんびり過ごす。17時頃寝ようと思っていると1パーティー上がってきた。
20日
3時に起床しシュラフ類などデポして4時半過ぎに出発。大町の宿からトラバースしてB沢へ。B沢も思ってるよりもデブリが少なく歩きやすい。5時半頃に左方ルンゼの取付きに到着するとF2の滝がよく見える。少し脆い氷のF1をロープ出さずに登りF2へ。F2の滝に近ずくと滝の右側がシャワーのように水が流れて登れそうにないので、左側を登ることにして1P目、田中リードで登り始める。ぼこぼこした氷柱でスクリューが決めずらく数回アックステンションして上がりF3の下まで伸ばす。今年登ったⅤ級のアイスで一番難しかった。ノーテンで登ってきた大輔さんだが、腕がパンプしてるそうなので2P目も僕がリード。F3は両側で水が流れている。F2で腕が疲れたので、水を浴びながら右側の緩い傾斜の所登りF4へ。ここからツルベで登りのナメ滝F4と少し立ったF5を登り最後F6登って終了。灌木等使って懸垂。ロープの流れが悪くて引っ張るのに苦戦しながら13時頃取付きへ。14時半前に大町の宿に戻り荷物を片づけ下山。16時半に高瀬ダムに着き、葛温泉に18時に到着。今年、意外と毎週アイスに行けてどこか大きな山に行きたいなと思い今回、左方ルンゼが登れてよかったが、アックステンションしてしまったのが残念だ。