日時 2018.11.17・18

メンバーL内田・吉居・近藤

タイム 鹿島山荘5:50→尾根取付き地点6:50→JP9:50→P3、14:00(幕営)

        P3、6:00→P2、7:50→P1、10:50→爺ヶ岳13:00→赤岩尾根分岐14:00→

    高千穂平14:45→西俣出合16:10→大谷原17:00→鹿島山荘17:45

天候:1日目曇り、2日目晴れ   

 

5:00に起床し6:00前に出発。鹿島山荘の間を向け雪が積もれは消えそうな沢の左岸を10分程度進む。砂防堤が出て来た所で尾根に取り付くため急登を登っていく。途中道具を落とし取りに下るというアクシデントもあったが、40分程度で尾根の上に乗った。
雪がない東尾根は藪漕ぎを強いられることはわかっていたが、ここから藪漕ぎ開始。この時点では、2000メートル地点まで上がれば藪漕ぎは無くなるだろうと思っていた。

胸の高さまである笹をかき分けて進んでいく所々に赤テープの目印もあり迷うところはない。所々木混じりの藪漕ぎをしていたのでスピード上がらず2ピッチほどでJPに到着する。JPにあがると爺ヶ岳東が確認できた。また、東尾根全体に草木が続いているのがわかり一同唖然としていた。

JPに上がると尾根は平たんになるが、藪は一層濃くなっていき高さも背丈を超えてくる。また、もみの木などを漕ぎながら進む為、今まで以上に時間を要し体力も消耗。しかも目や鼻に藪がささり精神的にもかなり参っていた。特に1900メートル付近では土を踏むことさえできなくなり、木々を渡りながら進んで行ったので1時間に50メートルを上げるのが精一杯だった。P3に14:00到着。笹のトンネルの中にぎりぎりテントを張れそうなスペースを見つけ検討。この先、藪の中に張れる所が見つけることが出来るか不安だったので、すこし早いが幕営を決定する。特にやることも無かったので少し昼寝をしてから新人近藤のエッセン。うどんの素という粉末状でできた出汁で作った鍋、吉居より★3つ頂く。明日も藪漕ぎからの行動となる為明るくなってからの行動開始が良いと思い4:00起床6:00出発と決め21:0に就寝。

昨夜は笹のジュータンの効果もあり、寒くもなく熟睡できた。4:00に起床しバキバキに割れた卵入りのうどんを作り荷支度をして6:.00前に藪漕ぎ再スタート。

P2に8:00に到着。P2に行くと視界が開け、雲の大海原の先には槍ヶ岳の穂先が確認できるほどの快晴の天気。 しかも藪が無くなり岩稜歩きに変わってくる。藪漕ぎが終了かと皆が思いテンションが上がる。しかしその思いは30程度で終了。P1手前のコルから再度藪漕ぎ開始。高所に来ると藪も薄くなると思ったがなんのその。笹が無くなり固い木が多くなって今まで以上に歩きにくい。このような状態が山頂直下60mまで続く。最後は明瞭な登山道が現れ13:00に爺ヶ岳に到着。爺が岳の山頂には雪は無かったが剣、立山の山には雪がついていた。

13:30に赤岩尾根で下山開始。赤岩尾根の頭を偵察し、高千穂平に14:45西俣出合に16:00林道をライトで照らしながら大谷原17:00鹿島神社に17:45に到着

今回の山行目的が冬合宿の偵察であったが、藪漕ぎに時間を取られ鹿島槍ヶ岳までは届かなかった。しかし爺ヶ岳東尾根・赤岩尾根の危険個所及び迷いこみそうな所を確認できたので、今後偵察結果をまとめ冬合宿参加者で共有していきたい。