日時 2018/9/23

メンバーL内田(記録)福島 坂口

タイム 裏道駐車場6:25~中尾根末端8:20~登攀終了14:00~中尾根末端15:40~藤内小屋16:30~裏道駐車場17:30

天候: 晴れ  

10月末の北岳バットレスアイゼン登攀のトレーニング目的で御在所岳でのアイゼントレを計画した。当初は一の壁・前尾根の予定だったが会の先輩の一声で中尾根に変更。

なお、登攀方法はフラットソールで坂口が全ピッチリード。その後アイゼントレーニング目的の福島・内田がフォローで登る事とした。

IMG_6235

 中尾根バットレス下部で登攀準備とアイゼンを装着し中尾根取付きへ

今シーズン初のアイゼントレはバイルの使い方とアイゼンの前爪でホールドに立つ感触を確かめながらと,1・2Pを登る。しかし、腕力に頼りっぱなしの登攀で腕がパンプ気味。

3P下部はホールドがあり、バイル・アイゼンを掛けて登るが上部のチムニーはホールドが無くなる。その為チムニーの中をアイゼンと背中で突っ張りフリクションを効かせながら上へと体を持ち上げていく。フラットソールで登るのとは訳が違い難しい。

懸垂を1Pし4P目の取付き地点へ4P目は直上ルートではなくトラバース後カンテを登るルートを選択する。トラバースは足場が細く、またホールドは今にも剥がれそうなグラついているフレークしかない。自分は薄手のグローブをしていたのでフレークを握れたが福島の厚手のグローブはフレークに入らなく難儀。

5P目、一段上がった所で左上を試みるが向け口を探せずワンフォールしてしまい諦めて素直に右上する。さらに上がったクラックでは福島がガバ一歩手前でフォールし本気で悔しがっている。おにぎり直下は右のクラックにバイルをねじ入れ登るよう坂口からアドバイスを受け挑戦するがバイルがすっぽ抜け再度フォール。次はジャムを決めて抜けようとしたがグローブが抜けていく。どうにか体を持ち上げ最後のガバを取る。後続の福島も必死に体を上げ終了点へ。

懸垂2Pで中尾根末端へ降りて登攀終了。休憩を入れ下山。藤内小屋で来週の宿泊する旨を伝え17:30に駐車場に到着する。

IMG_6242IMG_6240

 初めて中尾根をアイゼンで登ったが、ドライツーリング技術・知識が乏しいことに気づいた。これからドライの技術・知識を身に着けクライミングのフィールドを広げていきたい。また久しぶりに名古屋山岳会らしい厳しいトレーニングができたことがうれしかった。