メンバー L内田(記)・SL丹羽だ・多田・澤・丹羽ま・吉居・武田・芳野な
タイム 駐車場6:00―西俣出合7:20―高千穂平9:20―冷乗越11:30-冷池山荘12:00-布引山手前のコル13:00-冷池山荘14:00-高千穂平15:15―西俣出合16:20-駐車場17:00
前日、早出組の内田・吉居・武田、後発隊の多田・丹羽だ・丹羽ま・澤・芳野に別れて出発し道の駅安曇野松川で合流する。早出組は松川に18:00に到着し時間も余っているので、登山口まで偵察に行く。登山口林道の冬季通行止めが12/1から行っているとの情報があり長い林道歩きを強いられる気持ちがあったが、大谷原手前700mの所まで車が入れることを確認。道の駅松川に戻る。早出の目的が冬合宿に向けてのテント設営、コンロ操作、そして雪上技術ゼミで教わった岳連方法のスタンディングビレイの確認であるため、それぞれトレーニングを行う。その後、夕食を作り宴が始まると後発隊が到着する。23:30就寝
4:00に起床しエッセンを食べ終え、松川を5:00に出発。駐車場に5:30に到着し支度をはじめる。本日は日帰りである為、冷池山荘を遅くても13:30までに引き返す計画である。6:00薄暗い中を出発。登山口に雪は一切なく、トレ-ニングの内容が雪山縦走なため雪の無さに少々不安を感じながら林道を歩いて行く。しかし日が出てくると雲ひとつない空に雪化粧の後立山連峰の稜線が姿を現し安堵する。
1時間強の林道歩きが終わりになってくると雪がチラホラでてくる。赤岩尾根に取り付きからは急登なるのでペースを落としながら登った。登り始めてしばらくすると、後ろからストップの声。どうやら吉居さんが足を捻ったらしい。足の状態と本人の意思を確認し大丈夫との判断をし出発する。標高2000m手前になると雪もだいぶ出てきたが、つぼ足で十分対応できる状況だった。高千穂平に到着すると再び吉居が足の不調を訴える。今度は足が吊ってしまうみたいだった。ここで付き添いの丹羽ダと吉居は下山を決める。
高千穂平を過ぎると完全に冬道となるが、トレースもばっちり、ありがたく使わせていただく。1時間ほど登ると前日入山の人とスライドした。15名で入山し山荘前で幕営し本日、鹿島槍ヶ岳へ登ってきたそうだ。稜線直下のトラバースルートも雪が安定しており雪崩れる危険も少ないとの情報を頂く。トラバースルート分岐につくと情報をもらった通り雪は安定しており難なく通過する。尾根ルートを登るにはロープが必要かなと思った。
稜線に出ると目の前に立山・剱岳が目に飛び込んで感動した。風が少し強くなってきたが、まだまだ、冬の風ではなくどちらかと言うと春山に近い感じだった。
山荘に到着したのが、12:00出あったため、今後の予定を検討。13:00まで行ける所まで行き、引き返すこととした。快適に稜線歩きの訓練をする。しかし自分は雪道を歩くといつもながらに人一倍に踏み抜きが多い。体が重いのか、運がないのか、足を置く場所が悪いのか、色々考えながら歩いていた。
ちょうど布引山手前のコルで13:00。そこから引き返す。山荘に13:30に到着し訓練の為アイゼンを装着する。高千穂平でアイゼンを外す。凍結の登山道を日が出ているうちにクリアしたい為、急ぎで下る。高千穂平から西俣出合まで1時間を切って到着する。
林道を歩いているうちに暗くなってきた。登山口まで途中で下山した丹羽ダ・吉居が出迎えに来てくれた。どうやら丹羽ダは赤岩尾根が見えるここに来るまでヘッドランプの光が尾根の中にあったら、どうしようかと心配していてくれたそうだ。上原(わっぱら)の湯に入って帰名する。