西穂高岳
2016年11月15日(火)~16日(水)
メンバー L吉村、粂野、松崎
記録 吉村賢
タイム 1日目:新穂高温泉(6:05)-重太郎橋(9:10)-新穂高温泉(11:30)-西穂高山荘(14:00)、2日目:西穂高山荘(6:30)-西穂高岳(8:30)-赤石岳(9:15)-西穂高山荘(11:30)-新穂高温泉(13:50)
前日夜に粂野、吉村邸まで迎えに来てくれて、一宮駅で松崎と合流し出発。時々雨が降っている中、新穂高温泉に向かった。途中の施設の軒先にテントを張って仮眠。
1日目、4時50分に起床し、新穂高温泉の無料駐車場に移動する。珍しく車が1台も停まっていない。天気が悪いせいだろうか?
準備をして、登山センターで登山届を提出して穂高岳山荘を目指し進む。牧場を経由して白出沢荷継小屋跡で水を汲む。天気は良くなるはずだが、なかなか晴れてくれない。重太郎橋に来ると、白出沢に掛っている橋はない。昨日からの雨で沢の水が増水し水流もあり渡沢できそうにない。ちょっと戻り、休憩がてら作戦会議。
結果として、今回の奥穂・北穂は中止し、新たに西穂高岳ピストンにする。新穂高温泉に戻り、下山連絡先の有富に連絡を取り、西穂高岳に変更する事を伝える。第2ロープウェイ乗り場まで登って行く。さすがに天気が悪く観光客もほとんどいない。
12時45分発のロープウェイに乗車し、12時55分くらいに西穂高口を出発する。上に来ても気温高く、昨夜からは雨のようで雪が解けている。1時間ちょっとで西穂高山荘に着く。
テント場に着くとさすがに少し寒い。幕営受付を済ませ、テントを設営。小屋からの水をあてにしていたが、水道が凍結して、自販機のミネラルウォーターを購入してくれとの事だった。さすがに金銭的にそれは厳しいので、小屋周辺の溜まっている雪を集めて水を作ることにした。
松崎は雪でのテント泊は初めてのようで、テント生活が新鮮に感じっていたようだ。水を作っている間に酒を呑みながらしゃべる時間は冬山テント生活の楽しむでもある。16時過ぎには夕食を食べて、18時に消灯した。
2日目、5時過ぎに起床し、6時半に出発する。昨日の天気が嘘のように晴れ渡り、下界は雲海下に隠れている。雪は全然ないが夜冷えたようで、残っていた雪の名残が固い。
1時間ほどで西穂独標、ピラミッドピークを越えて8時半に西穂高岳に着く。ここまで、アイゼンは不要だった。まだ時間も早いのでもう少し先の間ノ岳まで行ってみる事にする。ここからはアイゼンを着ける。雪の上の踏み跡はない。鎖場などもあるが、鎖のない場所の方がいやらしくなり少し緊張する。
下りの鎖場を越えたあたりで粂野のアイゼンが外れ不調になる。私と松崎は赤石岳に9時15分に到着し、粂野を待つ。10分ほど経つと粂野が上がってきた。結局アイゼンは直らなかった。よってここで引き返す。
ピラミッドピークまでアイゼンを着けて歩き、西穂山荘に11時半に戻る。テントを撤収して下山。13時過ぎに新穂高ロープウェイ西穂高口に着く。第二ロープウェイの往復を購入していたが、第一利用との差は100円だった。後で第一ロープウェイ分を400円で購入。ちょっと割高になった。13時50分に駐車場に戻り、平湯の森で入浴して、帰名した。