海金剛 スーパーレイン 2018.01.07
2018年1月7日(日)
メンバー:L馬場・斉藤
記録:馬場
タイム:雲見オートキャンプ場(6:30)-スーパーレイン取り付き(8:00)-登攀開始(8:30)-登攀終了(14:30)-懸垂終了(15:30)-撤収(16:00)-雲見オートキャンプ場(17:00キャンプ場門限)
装備:50mダブル2本・カム2セット・#4#5各1・ボールナッツ・小さいカム・スリング・ビナ・捨てビナ
アプローチは駐車場から坂道を少し戻り3本目の電柱より入り、10mほど登ったところでさらに5mほど左上にあがってしっかりした踏み跡をトラバー スする。3年ほど前に来ていたのでだいたい覚えてはいたが、途中で踏み跡が明確でなくなったとこで獣道をどんどんあがってしまい、そんなに道が悪いはずはないのに少し彷徨った。枯れた草原のようなところをトラバースしたあと、懸垂ポイントに でる。ここで残置してあるフィクスをつかってクライムダウンできないぐらいなら潔く引き返えそう。
アプローチのポイントは高さのあるところから海へゆるりと下降するように。帰りはゆるい登りとなる。
1P目:斉藤 5.7-5.8
凹角からのスラブ。スラブがトラバースになっているので非常に怖い。落ちたら凹角までふられてぶつかる。
※終了点ハンガー有
コンテで15m
2P目:馬場 5.7-5.10a
短いながらも5.7のフィンガークラックなので何度もジャミングが利いているか確かめる。
出だしはグランドが怖かったがそのあとも怖い。5.10aのややフレアしたフィンガークラックが続く。ボールナッツや細かいカムをセットして登った。
※終了点ハンガー有
3P目:斉藤 5.10a
階段状のフェースを登り、最初はバチ利きの斜め右上クラックだが、だんだんバランシーで右足のフットホールドがなくなる。
一段テラスにあがり、5.8owを避けて右側の崩壊したルートへ(岩全体がグラグラしているので危ない)
※終了点ハンガー有
4P目:馬場 5.10a
快適な階段状フェースを1段あがるとフィンガー、ハンドクラックがハングまで続く。
ハング下に#3、上にもカムをセットして気持ちをこめて乗越すと簡単になると思ったら甘かった。最後まで緊張した。
※終了点ハンガー有
5P目:斉藤 5.9
出だしの嫌らしく難しいowを登り頭打ちになったら左周りが正解だが斉藤は右のハングを越えて登った。
難しかったがザックがあったので後から思うと狭い左周りより良かったかもしれない。
※終了点カムで構築
6P目:馬場 ???ow
最終ピッチの5.7owと思って取り付いたら思いのほか悪いのか、馬場の技術が足りないのかグレード感が分らず#4でドカ落ちする。
お尻か足ぐらいはぶつけるかと思ったが斉藤がちゃんと止めてくれた。ありがたい。
足がワイドで手はフィンガーとフィストのダブルクラック。
もう1回落ちて、3回目でハンドがきまり、#2をセットして吠えながらも思い切り突っ込めた。
落ちたときにフィンガーバチ利きになっていた左中指残置のため左前腕筋を痛めた。
※終了点カムで構築
7P目:斉藤 ???5.7
時間が押してきたので斉藤が右周りでフェースを登って終了
※終了点ハンガー有
※懸垂5ピッチ。最後の1ピッチでロープがスタックして馬場が登り返し捨てビナと捨てスリングを使ってクライムダウン&ロアーダウンした。
斎藤(記)
岩と海、最高のロケーション。
暖かい伊豆で楽しくクライミング、、、とはいかず、アプローチで迷い、クラックも難しくて怖くて、正月太りで重くなった体にはしんどかったー。
明日からダイエット。
馬場(記)
同じグレード感のパートナーに恵まれて幸せです。
前回のスーパーレインはツルベのつもりがビビってしまい、途中でリードトライするも結局、全パートをフォローする情けない結果でしたが、今回は自分達の力で登れたので満足です。自分の弱さと強さが表裏一体となって凝縮してあふれ出す瞬間が好きです。やっぱりクライミングは面白い!