2018年7月15日(日)小川山フリー

行動パーティ―:L田中、伊藤、太田(記録)

三連休中に総勢13名の名古屋山岳会員が小川山入りした。私は15日のみ、クラックの練習を目的として参加した。

前夜、土曜夜入りメンバー伊藤・内田・金原・太田で20時名古屋駅に集合。24時前に廻り目平キャンプ場に到着。金曜夜から入っている先発隊に「駐車場ないかも」と言われた通り、今まで見たことのない盛況ぶりで、隙間という隙間に車が停まっていた。名古屋は日中は体温を超す猛暑だったが、小川山の夜は半そででは肌寒いくらいだ。新月だったので、天の川が見える満点の星空を楽しめた。

15日、朝7時にテント場を出発し、あみだ岩に向かう。途中、丹羽大輔・金原・近藤パーティーがボルダリングをしているところに通りかかった。金原さん、近藤さんは初めての外岩ということで、登り切れてはいないものの、なかなかのムーブ。

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せっかくなので、伊藤さんもチャレンジ。(スラブ嫌いの田中さんと、ボルダリングはメンタル的に無理な私は応援に回る。)

伊藤さん、一撃。

伊藤さん、一撃。

伊藤さんは大輔さんとは全く違うムーブながら、一撃で抜けた。すごい。

ボルダーメンバ―に分かれを告げ、8:30頃あみだ岩に到着。あみだくじルート(5P)をやる予定だったが、プロテクションが取れなさそうとのことで、1P 目はロトシックスのボルトを相当利用(田中リード)。

ロトシックス1P目

ロトシックス1P目

日当たりが良い上部に差し掛かり、「暑!!!テンション!!!」との声。名古屋に比べればだいぶ涼しいが、さすが全国的な猛暑日。伊藤、太田とフォローで続いたが、私は岩が熱すぎて握っていられず、また靴も溶けそうでフリクションも信じられず、何度もテンションをかけてしまった。登りきると、そこはロトシックス1P目終了点ではなく、木で切っていた。

景色は良いが、とにかく暑い!

景色はきれいだけれど、とにかく暑い!

完全にオリジナルルートになりつつあるし、耐熱訓練に来ているわけではないので、私は1Pでやめて降りたいと希望したが、結局、もう少し進むことになった。ルート外を少し登ったところで、田中さんから「終了点みーつけ!」の声。とりあえず伊藤・太田もそこまで上がり、田中さんがその先を偵察。私が求めていたクラックが見えるとのことで、田中リードで進む。後でわかったが、ロトシックスの3P目(5.10a)だった。

登りやすいクラック。

登りやすいクラック。

10mほど懸垂し、歩いて12:00過ぎに取りつきに戻る。その後、お姫様岩のカミイルートに移動しようとするも、アプローチが分からず、埒が明かないので、相当待つ覚悟で小川山レイバック(5.9+NP)に向かう。13:00過ぎ、到着。奇跡的に誰もいない!

白い岩・青い空。素敵。

白い岩・青い空。素敵。

見た目にも美しいルートに心が躍る。目的としていたクラック練習にも最適だ。早速、田中さんにトップロープをかけてもらいトライ。1便目は苦労したが、2便目は(リードできるレベルにはほど遠いものの)そこそこスムーズに登れた。15:00過ぎに撤収し、テン場に戻る。

一緒に帰る吉居さんの下山を待ちながら、金峰山荘でお風呂に入り、帰名メンバーがそろったところで17時前に小川山を出て、ナナーズでレタスと桃を買って、八ヶ岳SAで食事をしてから帰宅した。