2018年本ちゃん

明星山P6南壁 左岩稜 2018.10.21

2018年10月21日(日)
メンバー:L多田、吉居
当初20日~21日の計画で明星山左岩稜と左フェースを登る予定だったが土曜日は天候が悪い予報だったため20日は長野県物見岩へ変更した。物見岩で適当にあそび、昼前から明星山へ移動開始。
白馬村で十郎の湯に入り、遅めの昼食を喫茶店でとり明星山へ向かうも最短ルートは台風の影響で通行止となっていたので高浪の池を経由することとなった。このルートだと峠道を5kmほど遠回りすることとなる。
展望台の駐車場に到着して岩場の様子を観察すると予想どおり黒く濡れている箇所が多かった。取付きを確認するため川岸まで降りてみた。川は白濁してかなりの水流になっていた。

明日の朝まで水が引いて岩が乾くことを願いフィシングパーク向かいにある登山者用駐車場でテント泊をした。
翌日、0400起床、0510展望台駐車へ移動し出発準備をして明るくなるのを待った。
壁の色もほとんど白くなっていて乾いていることを確認して川へ下降する。川の水量は昨日と比べると30cm以上は下がっており水に浸かることなく歩いて渡れた。

1ピッチ目 リード多田
悪い草付きを数メートル上がると残置ハーケンがあるバルジ(膨らみ)を登る。
右にトラバースすると1ピッチ目の終了点があった。

2ピッチ目 リード吉居

3ピッチ目 リード多田
今回の目玉!エイドルート(A1) 出だしからアブミをだす。支点はハンガーボルトが短いピッチで打たれておりアブミの最上段まで上がらなくても次のアブミを掛けることができる。
事前の調べで全ての支点にクイックドローをセットすると25本使用するとのことなので20本を携行し不足分はカムのスリングを利用してクイックドローとして使用した。このピッチを登り切るまで40分くらいかかってしまった。まだまだ練習不足であること痛感。

4ピッチ目 リード吉居

5ピッチ目 リード多田
なんてことはない3級ルート

6ピッチ目 リード吉居
左へ数メートルトラバース後、岩稜の左フェースへ出る為、ロープが重くなったため立木で早めピッチを切る。

7ピッチ目 リード多田
60Mロープほぼ使いきり広いテラスで出る。
トポ図上はここで登攀終了のはずであったが3級くらいと思われる岩峰が目の前にあったのでこれを登れば西面下降路に出ると思ったが下降路らしきものはみあたらない。
我々が登っている岩稜は南壁なので西面下降路へ行くには左へトラバースすると思ったが左側はルンゼがありとても歩いてトラバースできる地形ではないと思いルンゼ状がなくなるようなもっと上の方にあると思われたのでさらに岩稜を2ピッチほど登った。
西面下降路に出た時には16時ちかくになっていた。この下降路は踏み跡が不明瞭で道も悪かった。
川の音が聞こえ初めると水道管を発見して水道管を辿っていき橋を渡る。渡り切ると4~5mを懸垂下降する。駐車場に到着した頃には17:30を超えていた。