奥永源寺の岩場
2019年8月25日(日)
L田中、太田(記録)
昨年冬に開拓されたばかりの、竜ヶ岳の裏側くらいに位置する岩場に行ってみることにした。
とある駐車場に車を停めるが、結構混んでいる。どこに行っているんだ?と思ったが、「沢登り」という本がダッシュボードに置いてある車があり、納得。9時に駐車場を出るが、アプローチに関する情報が乏しいため、何となくの方向で左岸を上流に進む。
すぐに沢に行く手を遮られ、靴を脱いで渡渉。「駐車場からすぐ」だと思っていたので、沢靴の用意なんてもちろんない。カンカン照りの中、沢を歩くのは気持ちは良いが、裸足に石が食い込んで悶絶。
放浪を続けるが、一向に岩場は見つからない。田中氏、沢からのアプローチをあきらめたのか、無言で悪い斜面を登り始め、藪を漕いで進む…。不快極まりない。しばらく漕いで、また降りる。と、ピンが打ってある壁を発見。
これが複数ルートがあるという「猫の手ロック」か?反対側を見るためには川に入らないといけない。再び靴を脱ぐとヤマビルが足についている。これまで運よく逃れてきたのに、遂にやられた。「取ってぇええええー!」私の悲鳴が谷に響く。「一度泳ぐと良いですよ。」と田中氏。
「猫の手ロック」はここから数分上流に行った左岸にあったが、ビショビショで登れる状態ではなかった。(水没を恐れ、スマホを置いて行ったため、写真はなし。)やはり冬の岩場だ。
ということで、再び沢を下り、「塔の岩」に行くことにした。ここは塔の上まで抜けるアルパイン的な5.10(リード&フォロー)と5.12のルートが1本ずつある。
5.10を田中リードで行くが、途中に蜂の巣があったらしく、テラス的なところで敗退。ピンが少なく(ナチプロだった?)リードするのは少し怖い。そして砂っぽい。
その後、田中氏は5.12もトライするが、濡れていてこちらも途中敗退。
再び水の中を歩いて駐車場に戻り、八風の湯に入り、こんま亭(大きいシュークリームで有名)に寄って帰宅。フリークライミングに来た、というよりは、童心に戻って川遊びを満喫した、というのがふさわしい一日だった。