8月15日(木)

Mt.Rainier国立公園 ハイキング

メンバー:田中、太田(記録)、Alex(太田現地友人)

6:30にTacoma在住の友人Alexを迎えに行き、途中スーパーに寄りながらレーニア国立公園に再び向かう。昨日払った入園料30ドルは7日間有効。Alexに「花と動物が見られる、簡単なハイキングコースを選んでおいて」とお願いしておいたところ、今日はRainier の北東にある登山口Sunriseからハイキングに行くとのこと。道中、Rainierの南側に位置するParadiseとは違う角度からRainierが見え、楽しいドライブだった。

Sunrise

10:00、Sunriseに到着し、Frozen Lakeに向かってハイキングを開始。牧歌的な風景に氷河からの冷たい風が吹き抜け、爽やかだ。たくさんのハイカーとすれ違い、「お!5.10のアプローチシューズ?俺も若いころはSierra Madresでさんざんクライミングをしたよ」など、気さくに話しかけてきてくれる。

ただただ、綺麗

11:30、Frozen Lakeは名前のとおり凍ってはいなかったが、美しい色をしていた。

火山帯の池は綺麗な色をしている

ハイキングコースはまだまだ続くが、日差しは強いが風が強くて寒い。

よく整備されている。

駐車場に戻ることとにして、別の道から下山を始めると、シマリスがでてきた。今まで見たリスよりシュッとしている。

シマリス

Alexと私がぺちゃくちゃしゃべりながら歩いていると、田中氏が「あ!!」。視線の先にはBlack Bear(アメリカ熊)の親子がいた。こちらを気にする風もなく、お花畑を散策しているので、静かに見守る。熊の種類によって対応策が違うことや、クーガーなど北米に生息する動物についてAlexに説明してもらいながら、12:30駐車場まで戻る。

小熊

Sunriseでお土産を買ったり、売店でお昼を食べてから、ParadiseとSunriseの間くらいに位置するOhanapecoshに移動し、15:00、Silver Falls Loopを散策開始。先ほどの牧歌的な花が咲き乱れる高原風景とは変わって、日本の森に似たハイキングコースだ。

少し移動するだけで、違う表情を見せてくれるレーニア国立公園

赤いハックルベリーがなっており、Alexが「食べてみ」と渡してくれる。ラズベリーに似た味だ。

ハックルベリー

多少アップダウンがあるが、よく整備された静かな森を行くと、大きな滝に出た。

凄い迫力

すごい水量、滝直下のゴルジュは大分深い。田中さんが「アメリカではあまり沢登りはメジャーじゃないと聞いているけど、この水量を見ると納得だね。」と一言。確かにこんな滝に突っ込んだら、水圧で首がもげそうだ。

ゴルジュ

このハイキングコースもループ状になっているので、別の道から駐車場に戻る。ゆっくりゆっくり歩いているご老人を追い越すと、「10年前より道が急になった気がするけど、政府が整備費をケチっているんかね?」とのジョーク。アメリカは人種差別も未だ根深いが、山にいる人は気持ちの良い人が多い。

温泉

最後に温泉が湧いている泉?沼?を見て、17:00に駐車場に戻る。

帰りは「アメリカを感じたい」という田中氏のために、本場のCOSTCOに寄り、ディナーにはAlexとAlexの友人を招き、TacomaのMoctezuma’s Mexican Restaurant and Tequila Barで美味しいメキシコ料理を堪能。

アメリカに来たら、ハンバーガーとメキシコ料理を食べないとね。

店の前に掲げられているアメリカとメキシコの国旗が真ん中まで下ろされていたので、何かあったのか聞いたら、「今日もまた銃撃事件があったので喪に服している」とのこと。これもまた、アメリカの悲しい現実だ。

昨日の宿があまりに下流だったため、10ドル高いがチェーン店のMOTEL6に泊まってみたら、雲泥の差だった。