海外登山80周年会史から

2002年 ヨセミテ

2002年    夏休みにヨセミテ                             吉村 賢

 伊倉がアメリカ修業で放浪クライミングをしに行ったので、事前に打ち合わせ、私と淵田は遅い夏休みでヨセミテに行った。

期間: 2002年9月10日~17日
メンバー: L伊倉清隆、吉村賢、淵田芳文

9月10日(火)

 名古屋空港から19時フライトし、ロサンゼルスへ。14時半ロス空港に到着し、伊倉と合流。タクシーで事前に伊倉が手配してくれたレンタカー屋に行く。安いレンタカーは排気量が少ない車(1300ccぐらい)だったが、ヨセミテに行くと言うと、この車では無理、丘が登りきらないと言って、同じ料金だったが、ちょっと大きい車になりヨセミテに行く。約7時間のドライブだが、町を離れ山の中を走ると真っ暗で疲れもあり20時頃モーテルに泊まる。車は国際免許なくても日本の免許証持ってくればアメリカは運転OKだと伊倉は言うが真相はいかに?で車の運転は伊倉に任せる。

9月11日(水)

 4時ころに起床し、少し明るくなった6時に出発する。7時半ぐらいにキャンプ4に到着。車もかなり多く止まっていた。看板には熊注意が大きくあり、特に食糧を車に入れておかない。車が破壊されるとある。8時30分にキャンプ受付を済ませ、テントを張り、近くの店に買い物へ行く。

 午後に簡単な所からと、基本すべて伊倉リードで吉村、淵田は後からついて行った。そして、ショートルート中心で回った。Swan SlabのLena’sLieback 5.9★に行く。その後、Five Open Booksの5.6を目指すが、ルート間違えStart Me Up5.4からDrink and Drive 5.11aに入りつかまり敗退。

9月12日(木)

EL CAPITANの下部エリアを登る。

Southwest Base Areaにある、

La Cosita,Left 5.9★ 体が入るチムニークラックから抜ける。

La  Cosita,Right 5.9★★ 手のはいるクラックでオップンブックのような感じのクラック。

Moby Dick,Center 5.10a気持ちの良いルートで★★★です。取りつきブッシュのある場所だが、クラックで登り、抜けると明るくなり、3ピッチほど登る。

9月13日(金)

The Cookie CliffのRight Side 5.9★★オップンブッククラックを登り、岩棚の中に入りチムニーを2ピッチ登り今日を終える。

9月14日(土)

Eagle Creek AreaのNutcracker5.8★★★ 一番楽しめるルート。

ここもやはりクラックで、明るく開けた場所だ。ビレーポイントでは木もあり気持ち良い。最後明るいテラスに着き、5ピッチで登る。その後、After Six5.6★★を吉村初リードだが怖い。下から見ると寝てる感じだが、登りだすとやっぱり立ってるよなあと思いながら行く。クライミングを終えた後、川で水浴びして、ヨセミテ最後の晩餐をレストランで食べる。

9月15日(日)

9時にヨセミテを出発して、ロスに16時半ごろに到着。レンタカーの返却の時車のナンバープレートが無くなっており、ペナルティ。その後ロスで3人で食事し、伊倉と別れ、ホテルに入る。

9月16日(月)

6時半にホテルを出て空港へ、フライトが遅れ13時半ころやっと飛行機に乗れ、翌日17日(火)17時半ごろ名古屋に到着しました。ヨセミテはクラックが多く。また日本の岩よりツルツル滑る感じのする岩でした。天気が良いと岩が眩しく。銀色に輝いていました。空気が乾燥しているせいか、ほとんど汗をかかないので快適です。また行ける機会があれば行ってみたいです。