2023年偵察山行

三ノ沢岳 滑川(偵察) 2023.12.18

三ノ沢岳滑川(偵察)

 2023年12月18日(月)天気はれ

メンバー L吉村(記録)

タイム 駐車場(6:50)-滑川第5砂防ダム(7:45)-終了(12:30)-駐車場(15:50)

前夜道中の道の駅で仮眠して、上松Aコース登山口駐車場へ。国道を離れてから道路に雪が積り白くなっている。上松Aコースの駐車場には車が1台。先客がいてもう出発したようだ。

準備をして、6時50分に出発。

すでに明るくなってきたから迷うことなく、すぐに北股沢を越えて林道を詰める。

敬神の小屋まで関係者の車が入れるが、その先は林道がボロボロになり通行できない。

登山口から1時間ほどで、滑川第5砂防ダムに着く。大きな砂防ダムだ。

ここを越えて、すぐに行き詰まり、徒渉出来そうな場所を探すが、いい場所が見つからない。まだ靴を脱ぐなり、秘密兵器を使いたくないと思いうろうろとする。渡れそうな場所でルート工作できないものかと探し回った結果、ダムに引っかかっている大きな丸太までなんとか渡れるようにルート工作する。流木を集め並べて渡れるようにした。丸太が雪で滑るのでアイゼンを付ける。

丸太を進むと段々高くなり、落ちると全身濡れるなあと思い気を付ける。

なんとか渡るが、1時間半もかけてしまった。左岸を進むと二ノ沢は難なく超えて進むが、右手の尾根からの落ち込みが激しい箇所にでる。最初なんとか少し高巻きして、へつってと行くがジエンド、もう進めないとなるが、徒渉するには悪すぎる。結局戻って、難しくなった場所ですぐ徒渉する。

ここで秘密兵器。ゴミ袋を登山靴の上から履いて、アイゼンを付けて、ゴミ袋の口の部分を縛るように窄めてテーピングテープで止める。ゴミ袋が落ちないように、ヤッケにかけてテープを付けて沢を徒渉。膝くらいまでなら、濡れずに成功。丁寧にテープをはがして、アイゼンを外す。

ここからまた歩き出す。岩に雪が積りつつも落とし穴ができるほどまだ雪が積っていない。

右岸を詰めて行くと、岩でちょっと通りにくい場所がありここは、少し上がってバンド状の所を越えていく。荷物が重いと嫌だなぁ。

降りた場所も雪とうっすらとした氷でつるつる滑る。

だんだん急になってきて、川幅もすこし狭くなるとスヤマ尾根の末端が見えてきた。

がんばって行くが、12時半でタイムアウトとした。

12時40分下山開始。踏み跡を見失わないようにもと来た道を戻り、狭い岩バンドを越えて、徒渉地点で再度ゴミ袋を履いて、アイゼンを付けて徒渉。大きな丸太で再びアイゼンを付けて下って、

砂防ダムでほっと一息。崩れた林道下って、敬神の小屋を過ぎて、駐車場に15時50分に戻った。

年末にスヤマ尾根から三ノ沢岳へ行き、木曽駒ケ岳から上松コースを下山予定。今回の偵察でスヤマ尾根までをどうするかが決まったので当日のタイムロスがかなり減ったと思うし、徒渉のゴミ袋はかなり有効だとわかった。